この度、私は就職が決まり卒業することになりました。
リンクビー職員の皆さま、シゴトライ職員の皆さま、atGPスタッフの皆さま、在籍利用者の皆さまには
大変お世話になりました。お礼申し上げます。
昨年3月に入所し、体調安定フェーズ5か月、就活フェーズ5か月をかけて卒業となりました。
私は大人になってから発達障害の診断を受けました。
入所前は、リワークや自立訓練など様々な福祉サービスを受けていたので、体調自体は落ち着いていたので
「すぐ就活したい!」と息巻いていたのですが、就職のためには障害特性の洗い出しを優先しようと
職員さんと一緒に考え、じっくり時間をかけ慎重に進めていくことにしました。
<体調安定フェーズでは…>
仕事では、できないことばかりにフォーカスされてしまったこと、同時に行っていた
障害年金受給申請書類作成過程でもできないことの洗い出しをしていたこともあり、
入所前は自己肯定感がずっしり下がってしまい、普段できることも緊張・不安・焦りでフリーズしてしまう
ような状態に陥っていました。 二次症状の問題と一次症状の障害特性を見極めるのはとても大変でした。
リンクビーの仮想業務で障害特性を洗い出し、対策を立てることが課題となりました。
仮想業務の上司役職員さんとは話がなかなか伝わらないことが多く、これが障害特性の部分なのかと
少しずつ紐解き分かるようになってきました。
私の場合は、思い込みが強いため、指示を最後まで聞いていなかったり、指示がズレた状態で理解し
そのまま作業をすすめてしまい、指示内容に齟齬が出るということがわかりました。
「自分はもっとできる」「こうして欲しいに違いない」「前はこうだったから」というような
不要な情報を良かれと思って総動員させて指示を受けてしまうのが原因でした。
指示を聞いたときに、自分の理解と誤りがないか、またどのように作業を進めていくかを確認した上で
進めていけば、問題なく仕事ができることも分かりました。
他にも特性の洗い出しをし、対策を立てそれを実行することができるようになりました。
<就活フェーズでは…>
ようやく就職活動をスタートさせることができたのですが、はじめてからが大変でした。
書類は全く通らない。面接もどう答えていいかわからない。お祈りメールの嵐でした。
リンクビーの“まもる君”(シュレッダーボックス)は私の不採用通知の墓場として大活躍してくれました。
なかなか就職が決まらないので、条件を落としていかないとダメなのかな…。
そろそろ求人が減っていく時期かな…もう決まらないかも…と不安になりましたが、不安な私をさておき、
職員さんは打つ手をかわるがわる用意してくださいました。
面接へ行く度に、細かくふりかえりを行い、面接官の不安や「?」を払拭できるような面接トークを練習し、
履歴書の書き直しを行い、これらをひとつひとつ積み重ねていくことで、だんだんと書類や面接が通るように
なっていきました。 これは、一人での就活ではとても無理なことでした。
お祈りメールの嵐に耐えながら進めていくことも一人では難しかったと思います。
職員さんが伴走者として、一緒にいてくださることで、作戦を練ったりアドバイスをいただいたり、
面接練習の改良など地道にお付き合いくださり導いてくださったお陰で、就職を決めることができました。
本当にありがとうございました。
<これからの私>
リンクビーを卒業して2月から働きはじめます。これからが本番だなと感じています。
障碍者採用で優しく迎えていただき、なんだか下駄をはかせてもらっているんじゃないのかな…と、
いろんなことを考えてしまいますが、できることを確実に行うことが大事なので、
体調管理とストレスケア、メンタルケアと報告・相談をしっかり行いながら、しっかり働いて
しっかり税金も払っていきたいと思います。
今後とも職員の皆さん、在籍者の皆さんの力を借りながら進んでいきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
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この方は、リンクビーの中心的な存在でした。