日本財団が主催する「True Colors Festival 超ダイバーシティ芸術祭」は、2022年も多様性と包括を意味する「ダイバーシティ&インクルージョン」を掲げたイベントを開催していきます。

今年開催する「True Colors CARAVAN」は、4月の出発式から11月のファイナルコンサートまで日本全国6カ所を行脚する積極的な企画です。ファイナルコンサートの構想は2年前から既にあったのですが、当時はコロナ禍で実行できなかったため、今回が初めて実を結ぶ瞬間となります。

全国6カ所を巡ってからのファイナルコンサート

「True Colors CARAVAN」では4月21日に出発式を開いてから、札幌・仙台・名古屋・大阪・広島・福岡の国内6カ所で次々とイベントを開催、11月に東京でファイナルコンサートを開いて締めとする企画です。

ビタミンカラーのスクールバスと共に全国を回り、各地で「ダイバーシティ&インクルージョン」の世界観を体験できるリアルイベントを実施します。

全国キャラバン実施の背景

「True Colors Festival」は2年前、活動の集大成としてファイナルコンサートを開催する予定でしたが、コロナ禍のため中止を余儀なくされました。しかし、いずれ実施したいとの思いは持ち続けており、今回のキャラバンで2年越しのお披露目となります。

2年の間に2度のパラリンピックがあり、ダイバーシティ&インクルージョンへの認知理解や社会的マイノリティへの意識変容が見え始めた今、その灯火を未来へつなげるべく「True Colors CARAVAN」は始動します。

4月21日に出発式

「True Colors CARAVAN」の開催に際して、4月21日に出発式が執り行われました。登壇者には企画当初の2019年からアンバサダーを務める乙武洋匡さんとryuchell（りゅうちぇる）さんをはじめ、実際に全国6カ所でライブを行うパフォーマンスチームや、スペシャルゲストのちびた（後藤仁美）さん、ラジオ番組「SCHOOL OF LOCK!」の司会である小森隼さん・ぺえさん、手話通訳の武井誠さん・那須映里さんが招かれています。

1時間半の中で、オープニングパフォーマンスやトークセッションを交えつつ、開会のあいさつや今後の展開を発表しました。この出発式から「True Colors」の全国行脚が始まります。