日本科学未来館（館長：浅川智恵子）では、開館記念日7月9日を含む、2022年7月8日(金)～7月10日(日)までの3日間、“未来の可能性に触れて、感じて、体験する”初の全館イベント「Mirai can FES -ミライキャンフェス- ～あなたと未来をつくる 3 日間～」を開催します。

このフェスでは「Mirai can ＿！（ミライキャン）=“未来はかなえるものへ”」を共通テーマに、15の限定プログラムを実施します。限定プログラムは、ソファーが乗り物になった移動ロボットや最新の宇宙研究、自立型移動支援ロボット「AIスーツケース」など、未来館でしか体験できないものが勢揃いです。それぞれ開催日時が異なっておりますので、ご確認ください。

開催期間中は、長年の感謝とより多くの来場者を祈念して、常設展を無料開放としています。また、特別展「きみとロボット　ニンゲンッテ、ナンダ？」も割引料金でご覧いただけます。

未来の体験が盛りだくさんの「つくる」ゾーン

特集コーナー「未来をつくる研究ラボ」
「未来館アクセシビリティラボ」と「研究エリア」で研究を進める全 12 プロジェクトを、展示を通して一挙に紹介します。研究者たちはどんな未来を思い描き、研究に取り組んでいるのでしょうか。研究者の思いを見て感じた来館者からのメッセージを、メッセージカードを通して研究者に届けます。

【開催日時】全日程10:00～17:00
【会場】5階特設「つくる」ゾーン

AIスーツケース体験会
視覚障害者が自由に街を移動できる未来を感じていただく機会として、自律型の移動支援ロボット「AIスーツケース」の体験会を開催します。全盲・弱視の方向けの体験会ですが、時間帯によってはどなたでもお申込みいただけます。

【開催日時】
7月8日　15:30～17:00
7月9日・10日　10:30～12:00　13:00～14:30　15:30～17:00
【会場】
5階　常設展示ゾーン（受付は5階特設「つくる」ゾーン）
【参加方法】
事前申込制で各回定員4名までとなります。10:30と15:30の部は全盲・弱視のみ対象です。

ろう・難聴者向け展示ツアー
「耳が聞こえる人と聞こえない人とのコミュニケーションをスムーズにしたい」という思いから開発された透明字幕パネル「See-Through Captions」(シースルーキャプションズ)を用い、科学コミュニケーターとともに展示をめぐるツアーを開催します。

【開催日時】全日程13:00～13:40、15:00～15:40
【会場】3階　常設展示ゾーン（受付は5階特設「つくる」ゾーン）
【参加方法】事前申込制です。ろう・難聴者と同伴者、1階につき定員2組までとなっています。

シンボル展示「ジオ・コスモス」新コンテンツ公開

「デジタルで描かれるもう一つの地球」をコンセプトとして新たなスタートを切るジオ・コスモス。精緻な化学・統計データにより、自然や人間、民族や言語など人間文化の多様さを感じさせる内容に仕上がっています。

【上映時間】
7月8日　13:15～13:20、15:15～15:20、16:15～16:20
7月9日　11:15～11:20、12:15～12:20、13:15～13:20、16:15～16:20
7月10日　11:15～11:20、12:15～12:20、14:15～14:20
【会場】
1階シンボルゾーン、3・5階の常設展示ゾーンからご覧いただけます。

さまざまなスケールでワクワクする未来に出会える「未来」ゾーン

Mirai can NOW「空想⇔実装　ロボットと描く私たちの未来」
夢を思い描く「空想」と、それを形にしていく「実装」は、未来を作る原動力の一つです。ソファーが乗り物になった移動ロボット、最新の自動運転技術、対話型ロボットなど、自由な発想で開発された研究開発中のロボットに触れ、空想と実装の楽しさや限りない可能性を体感することで、将来ロボットが私たちの暮らしに溶け込んでいる未来社会の入り口へと来館者をいざないます。

【開催日時】全日程10:00～17:00、本イベントのみ9月30日（金）まで開催します。
【場所】1階　シンボルゾーン

Cinema（シネマ）未来館「ズートピア」─違っていても、いっしょに、いきる。
ディズニー映画「ズートピア」の上映と、研究者を招いたトークセッションを通じて考えを深めるイベントです。トークセッションでは小鳥の言語研究で活躍されている鈴木俊貴助教授をお招きし、異なる種がひとつの群れとして行動する小鳥を通じて、違いを超えた共生社会に必要なものを探ります。

【開催日時】7月10日　13:30～16:20
【会場】7階　イノベーションホール
【参加方法】事前申込制

トークセッション「はじめる？つづける？サステナブル─高校生&大学生と語る持続可能な未来─」
食やファッションといった身近なところからサステナブルな未来づくりに歩みだした高校生・大学生と科学コミュニケーターによるトークセッションです。活動をはじめたきっかけは？楽しいことは？大変なことは？遠いと感じていた「未来づくり」が、自分自身で実現できる身近なものに変わるかもしれません。

【開催日時】7月9日　14:00～15:30
【会場】3階　常設展内特設「Mirai can」ステージ
【参加方法】当日先着順

トークセッション「教えて！どうやってブラックホールを『見る』の？」
今年5月12日、私たちがいる天の川銀河の中心にあるブラックホールの画像が公開されました。この歴史に残る画像を撮影したのはイベント・ホライズン・テレスコープ（EHT）国際研究チーム。その日本チーム代表を務めた本間希樹先生をお招きし、「見えない」ブラックホールをどうやって「見る」のか、画像から何が分かるのか、科学コミュニケーターがじっくりお話を伺います。

【開催日時】7月10日　13:00～14:00
【会場】3階　常設展内特設「Mirai can」ステージ
【参加方法】当日先着順

その他にも、楽しく未来を想像し、体感するイベントが盛りだくさん！

「未来を育てよう！未来缶プランター作りワークショップ」
3日間の開催期間限定ワークショップです。空き缶など好きな形の缶をオリジナル限定ステッカーなどでデコレーションし、自分だけの「未来缶プランター」を作成できます。あなたが思い描く“かなえたい未来”をカードに記入し、プランターに種を植えます。カードとプランターはお持ち帰り出来ますので、ご自宅でもぜひ未来への種を育ててみましょう。

【開催日時】全日程　10:00～17:00（8日のみ13:00から）
【会場】3階　常設展内特設「Mirai can」ステージ 横
【参加方法】随時（先着順、各日実施数限り）

Miraikan Kitchen（キッチン）に代替肉の新メニュー登場！
植物性タンパクなどを原料とし、動物性の食肉と比べて環境負荷が小さいと言われる代替肉。レストラン「Miraikan kitchen」では、昨年10月より未来の食材を考える機会として代替肉を使用したメニューを提供してきました。7 月8日からは新メニューとして「NEXT メンチカツサンド」と「NEXT ライスバーガー」 が登場します。

イベント概要

タイトル　『Mirai can FES -ミライキャンフェス- ～あなたと未来をつくる3日間～』
開催日　　2022年7月8日（金）～7月10日（日）
会場　　　日本科学未来館 1～7階の各「Mirai can FES」会場
時間　　　10：00～17：00 （入場は閉館の30分前まで）
料金　　　無料　※特別展「きみとロボット ニンゲンッテ、ナンダ？」を除く
主催　　　日本科学未来館

【日本科学未来館とは】
東京・お台場にあり、観光スポットから足を延ばして、気軽に科学・技術に触れることのできる場所です。展示をはじめ、トークセッション、ワークショップなど多彩なメニューを通し、日々の素朴な疑問から最新テクノロジー、地球環境、宇宙の探求、生命の不思議まで、さまざまなスケールで現在進行形の科学技術が体験できます。

詳細URL

Mirai can FES
https://www.miraikan.jst.go.jp