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5人制サッカー(ブラインドサッカー)とは?ルールを知ってパラリンピック競技を楽しもう!

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ブラインドサッカー

出典:http://www.revistabrazilcomz.com

2019年版記事:ブラインドサッカー(5人制サッカー)

2016年リオオリンピックは8月5日から、パラリンピックは9月7日から開催されます。あともう少しで待ち遠しいですね。パラリンピックの競技について初めて聞く、または名前は知っているけれど詳しくは知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

よりパラリンピックを楽しむことができるよう基本的なルールや健常者の競技との相違点等を解説します。

5人制サッカーとは?



視覚障害の選手による5人制サッカーです。「ブラインドサッカー」とも呼ばれています。
視覚障害者と健常者が力を合わせて音と声でのコミュニケーションがプレーするために欠かせません。

競技の対象者は視覚障害者です。


5人制サッカーの基本的なルール



◇FIFA(国際サッカー連盟)が定めたフットサルのルールを一部修正したものに則っています。

◇1チームはゴールキーパーを含めて全員で5人で、キーパー以外のフィールドプレーヤーは光を完全に遮断するアイマスクとヘッドギア(転倒などの危険防止のため)を装着してプレーを行わなければなりません。

◇試合時間は前・後半各25分の計50分間で行われ、間に10分間のハーフタイムが入ります。

◇ボールは中に鈴が入ったボールを使用します。

◇フィールドの大きさはフットサルとほぼ同じで、ボールがサイドラインを割らないよう両側のサイドライン上に高さが1mほどあるサイドフェンスが並べられています。

◇ピッチの中盤でのプレーは監督が声を出して指示し、それを頼りにプレーを行います。

◇攻撃の場面では、敵側のゴールの裏側に「コーラー(ガイド)」がいて、ゴールの位置、距離、角度、シュートのタイミングなどを声で伝え、プレーヤーはその声を頼りにプレーを行います。

◇ゴールキーパーは晴眼者や弱視者の人が担当し、自陣での守備についてはゴールキーパーの声を頼りにしてプレーを行います。

◇ボールを持った相手に向かって行く時に危険な衝突を避けるため「ボイ!」と声を発しなければファールをとられます。「ボイ」とはスペイン語で「行く」を意味します。


5人制サッカーの魅力



5人制サッカーは監督、ゴールキーパー、コーラーの声を信頼しプレーすることでまるで見えているかのように思える素晴らしいプレーが見られるところが魅力です。選手は仲間の声やボールの音を頼りに自らも周りの動きをイメージしながらプレーすることで連携やシュートそしてゴールに繋がります。



5人制サッカーボールの音と仲間の声が重要となるスポーツです。観客も静かに胸の内で声援を送りながら観戦するので選手のプレーだけでなく指示の声も聴きながら観戦することでさらに試合を楽しむことができる競技ですね。

障害者ドットコムニュース編集部

障害者ドットコムニュース編集部

「福祉をもっとわかりやすく!使いやすく!楽しく!」をモットーに、障害・病気をもつ方の仕事や暮らしに関する最新ニュースやコラムなどを発信していきます。
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