無知と偏見で突き進むと恥をかく

発達障害

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中国のとある中高一貫校で、校長が「式典の場で日本のアニメを流すのは許されない」と生徒の出し物を中止させる出来事がありました。しかし、校長が指摘していた部分が中国発の大人気ゲーム「原神」の映像だったことから、SNS上では「彼の無知と偏見が見事に示された」と笑い者にされます。無知と偏見だけで突き進んだ校長は大恥をかいた訳です。

無知と偏見を改めることなく暴走する人間には、それで大恥をかいて反省する荒療治が必要になるのですが、逆に言えば恥をかかない限り反省の機会も訪れません。そもそも、間違いだと気付くこともないまま呆けて過ごしているのが大半ではないでしょうか。

いまホットな偏見は「発達障害は顔を見れば分かる」でしょうか。「発達障害者は年相応の苦労をしていないので顔つきが幼い」という、偏見を通り越して疑似科学にまで踏み込んでいる妄言です。しかし妄言であると納得させられる証拠もないので、間違いに気付くことはまずないでしょう。

無知と偏見は知ったかぶりを生むので、自分の知識量や解釈を妄信しないようにしましょう。「何も知らず分かっていない」という状態を自覚すれば、知ろうとする謙虚な姿勢に繋がります。それこそソクラテスの唱えた「無知の知」なのです。

遥けき博愛の郷

遥けき博愛の郷

大学4年の時に就活うつとなり、紆余曲折を経て自閉症スペクトラムと診断される。書く話題のきっかけは大体Twitterというぐらいのツイ廃。最近の悩みはデレステのLv26譜面から詰まっていること。

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