ソシオパスはサイコパスとどう違うのか

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Photo by Patrick Collins on Unsplash

なんとなく聞いたことがあるかもしれない言葉「ソシオパス」。サイコパスのほうはよく聞く割にあまり詳しく知らない方も多いでしょう。ならばなおさら、ソシオパスについて分からないことだらけではないかと思います。ソシオパスについて、サイコパスとの違いも踏まえながら手短に解説してみましょう。

括りでは一緒

ソシオパスは「社会病質者」とも訳され、精神障害が反社会的な振る舞いとして表出するタイプの人間を指します。なお、サイコパスは「精神病質者」と訳されています。実はこの両者はあくまで俗語、すなわち正式な学術用語としては使われていない一般向けの言葉に過ぎません。

ソシオパスもサイコパスも、精神医学の用語では「反社会性パーソナリティ障害」として一括りにされます。どちらも「他者への共感能力が欠けている」「思考が冷淡で自己中心的」「外面を繕うのが上手く、魅力的に見えやすい」といった特徴があります。

ただ、反社会性パーソナリティ障害だからといって、それを持つ全員が犯罪をしたり社会からはみ出したりするわけではありません。苦しむあまり精神科や心療内科の門を叩いた人が多かったからこそ、病名が生まれたという側面も認められるのではないでしょうか。

相違点はある

とはいえ、言葉として分けられている以上は両者にそれなりの相違点が認められているのも確かです。ソシオパスとサイコパスで違っている点は以下の通りです。

まず、サイコパスが先天的なものであるのに対し、ソシオパスは後天的であるとされています。先天的なサイコパスは脳の構造、特に感情や衝動抑制を司る部位に間違いがあることが原因です。対して後天的なソシオパスは、主に幼少期の家庭環境などの影響で反社会的な人格が形成された結果といえます。

次に衝動性の違いです。ソシオパスは衝動性が強く、犯行は無計画だったり感情的だったりする傾向にあるため、比較的逮捕に至りやすいです。一方、サイコパスは自身の仕業だと露見しないよう綿密な計画を立てたうえで犯行に及ぶため、尻尾を掴まれることすら少ないそうです。この違いから、ソシオパスは定職や家庭が安定しない一方で、サイコパスは社会的地位の高いポジションに就いている者が多いらしいです。

最後に人間関係の違いです。サイコパスは表面上では魅力的で信頼できる人物として通りやすく、親友や恋人などに恵まれるパターンも多いですが、本人にとっては都合のいい駒でしかないため真に心を通わせることはないそうです。対してソシオパスは、常人より心は通いにくいですが同じ考えを持つ個人や集団などに愛着を抱く可能性は(後天性ゆえか)残っています。

以上を簡単にまとめますと、サイコパスは知能犯に近く、ソシオパスはヤンキーに近いということになります。ただ、先天的かどうか以外の相違点は実のところ曖昧な部分があり、サイコパスもソシオパスも結局はごっちゃになるのがオチとなるでしょう。

援助は必要か

反社会性パーソナリティ障害を持つ人への理解や援助や支援などが必要かを問われると、答えにかなり窮してしまいます。社会規則に反して他人に大小さまざまな被害を負わせるのが特性となるので、扱いに関してはかなり慎重とならざるを得ません。

今のところは「本人が困っているかどうか」を基準にするのが良いかと思います。例え障害と呼ばれるものを抱えていても、それで生活上困ることがなければ健常者として生きていけます。とはいえ、犯罪にすぐ絡む以上は支援というより矯正が主になるのではないかと思いますが。

参考サイト

ソシオパスの正しい意味 わかりやすく解説
https://www.weblio.jp

サイコパスとソシオパス(社会病質者)の違いと共通点、危険性を検証(米研究)
https://karapaia.com

遥けき博愛の郷

遥けき博愛の郷

大学4年の時に就活うつとなり、紆余曲折を経て自閉症スペクトラムと診断される。書く話題のきっかけは大体Twitterというぐらいのツイ廃。最近の悩みはデレステのLv26譜面から詰まっていること。

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