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ギランバレー症候群とは?その原因と治療方法は

出典:http://edition.cnn.com


みなさんはギランバレー症候群と聞いて、どんな病気なのか思い浮かべることができますか?女優の大原麗子さん、俳優の安岡力也さんがかかっていたことで有名な病気です。一時期ニュースで流れていたので、覚えている方もいらっしゃると思います。今回は、ギランバレー症候群の原因、症状、治療法を紹介します。

ギランバレー症候群の原因



人口10万人あたり年間1〜2人が発症すると推定されており、日本では特定疾患の難病に指定されています。

病気の原因は、まだ完全には分かっていません。ウィルス感染、細菌感染が引き金となり、本来は自分の身体を守るはずの免疫システムが異常を起こします。その結果、自分の細胞と外から侵入してきたウィルスとが判断できなくなります。誤作動を起こして、末梢神経を攻撃してしまうと考えられています。発症後、2〜4週間くらいが症状が重くなりますが、そのあと、少しずつ改善がみられるようになります。


ギランバレー症候群の症状



筋肉を動かすときに使う、末梢神経が障害を起こす病気です。多くの場合、風邪によく似た症状(咳、腹痛、下痢など)から始まり、1〜2週間後に、急に手や足に力が入らなくなったりすることが典型的な症状です。

末梢神経に障害が出るので、手や足にしびれや痛みがでることもあります。正座をしたときに起こる血流障害によるしびれとは違い、じっとしているときでもしびれが出てきます。

嚥下障害も症状として出てくるので、食べ物を食べるときに、飲み込みにくい、話をするときにしゃべりにくい、ろれつが回らないなどの球麻痺が起こります。

食事をするのが困難になると、重症なケースでは胃や十二指腸などに管を通し、流動食を使って必要な栄養や水分をとるケースもでてきます。鼻から管を通す方法と、胃にカテーテルを通す胃ろうという方法があります。

自立神経の神経が障害されると不整脈、起立性低血圧も起こります。重症になると、全身の筋肉を動かすことができなくなり、寝たきりになったり、呼吸も自分ではできなくなるため、人工呼吸器の装着が必要になることもあります。


ギランバレー症候群の治療



ギランバレー症候群から回復するためにはリハビリ治療が必要になります。運動療法、作業療法、心理的支持療法、言語訓練、嚥下訓練など多岐にわたります。

リハビリは次の3つに分類されます。

①麻痺期 二次合併症の予防を目的に行う。
②回復期 筋力の回復を目的に行う。
③安定期 体力の向上、早期社会復帰を目的に行う。

回復が早いケースの特徴
・軽症である
・早期診断、早期治療を受けられた
・若くて体力がある
・絶対に回復させたいと、強い信念を持って積極的にリハビリを行った

リハビリにおける注意点
筋力低下している場合、強すぎる訓練は麻痺した筋肉を傷めることもあるので、あせって無理しない様に注意する必要があります。

障害年金の等級判断では、立ったり、歩いたり、座ったり、つかんだりといった動作がどれくらい制限されているかで認定されます。



ギランバレー症候群は、現在のところ、これといった予防方法はありません。感染症状の約1〜3週間後に、急に脱力するなどの症状が出れば、早期に専門医へ相談しましょう。適切な処置をを受ければ、後遺症なく全快できるケースも多くあります。

障害者ドットコムニュース編集部

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