「KUDEN」のクラウドファンディングがスタート、ファッション・福祉・ジャパンカルチャーがリンクする!

以前お伝えしておりました、アパレルブランド「KUDEN by TAKAHIRO SATO(以下、KUDEN)」によるクラウドファンディング(以下、CF)が、10月22日(金)から始まっています。「縫製工場と福祉事業所に仕事を創出するチャリティープロジェクト」をコンセプトに、著名なアニメスタッフなどと協力しながら商品の制作や仕事の発注などを行います。

佐藤貴浩代表による息子への問いでありKUDENの理念でもある「誰かを犠牲にしたファッションはかっこいいか?」をテーマに架空のアニメプロットを設定、それを踏まえてキャラクターデザインやボイスドラマ収録などが行われています。

プロジェクトには本当に多くの著名なアニメスタッフが協力されているほか、有名人からの応援メッセージも届いています。仕事探しに苦心する就労継続支援事業所(A型・B型)のために仕事を創出するほか、こうした事業所をより知ってもらうためのコンテンツ制作も予定されています。

チャリティープロジェクト進行中!

「世界へ誇る日本のアニメーターや漫画家、イラストレーターの先生方や声優さんによるジャパンカルチャーの力を借りて障がい福祉事業所(就労継続支援A型事業所、就労継続支援B型事業所)の活動を知ってもらいたい」これはCFサイト「GoodMorning」の募集ページに載ってあるプロジェクト理念の引用です。

架空のアニメプロットを基にしたキャラクターデザインが完成し、実際に事業所や縫製工場で量産する商品の原案も既に出来上がっています。

イタリアのデザインアワードでソーシャルデザイン賞を受賞した「Samurai Mode Series」をはじめ、6種類の商品がラインナップされています。これらはCFの返礼品にもなっております。

また、広報活動としてのボイスドラマも予告編が既に出来上がっており、小説も刊行される予定です。協力して下さった豪華スタッフ陣や応援メッセージを寄せて下さった方々については、実際のCFのページをご確認ください。

このような商品が作られます

このプロジェクトで販売される6種類のファッションアイテムについて順番に説明いたします。いずれもCFのリターンとして設定されています。

Samurai Mode Jacket -Art Model-
「3ピースで着物に見える、着付けの要らない和のモード」「Next Kimono」として売り出され、イタリアのデザインアワードでも評価された「Samurai Mode Series」。その中でも高級生地トリアセテートを贅沢に使った最高級モデルが、本プロジェクトの看板商品となりました。
着物の裏地に派手な柄を据える「裏勝り」という手法で、著名なスタッフの方々による渾身のイラストが施されています。デザインは全19種、1着50,000円。

Samurai Mode Vneck Tshirt - Art Model -
着物の襟によく合うVネックのTシャツで、前方真ん中にイラストが印刷されています。縫製工場の労働環境に配慮し、ウイグル綿を一切使用しておりません。縫製は国内の工場で行うほか、福祉事業所にもイラストのプリントという仕事を依頼することになっています。Tシャツとしてもコットン100%という個性を持っています。
デザインは全19種、カラーはブラックとホワイトを揃えています。1着8,800円。

Samurai Mode Mini Tote Bag
帆布生地で作られたミニトートバッグです。KUDENの別商品であるショルダーバッグ「雑嚢」を生産している福祉事業所「結」さんが製作を担当しており、プリントもそちらの系列の事業所が行います。KUDENと「結」の連名として販売される予定です。
デザインは全19種、カラーはブラックとアイボリーを揃えています。1袋6,600円

マグネット缶バッジ
マグネットで装着するタイプの缶バッジで、他の商品に穴を開けることなく飾ることが出来るようになっています。髙橋良輔監督の直筆で題字された「誠」「義」「忍」「翔」の4セットがあり、1セットあたり5種類+オマケのKUDENロゴのデザインバッジが付いています。生産は日光市の就労継続支援A型事業所「いなほ今市」さんが担当して下さいます。
1セットずつの「アソートセット」だけでなく、全20種まとめ買いの「全種セット」もご用意しております。アソートセットは3,000円、全種セットは10,000円。

ポストカード
スタッフの方々によるイラストが印刷されたポストカードで、缶バッジと同じく「誠」「義」「忍」「翔」の4セットで販売されます。題字や生産は缶バッジと同様となります。
アソートセットは1,500円、全種セットは5,000円。

KUDEN Samurai Sword Jam 画集

架空のアニメプロット「口伝 Samurai Sword Jam」のイラストやラフが詰まった画集です。こちらも「いなほ今市」さんが生産する予定です。
鋭意製作中につき詳細まで決まっておりませんが、1冊5,000円を予定しています。

KUDENについて

KUDENは、43歳からデザイナーの世界に飛び込んだ佐藤貴浩代表が、障害を持つ息子と将来一緒に働ける場所を作るために立ち上げたファッションブランドです。一人の父親として、そして一人のアパレル業界人として「誰かを犠牲にしたファッションを着せたり物を使わせたりしたくない」という理念のもと、生産者もお客様も関わった人全てが幸せになれる商品づくりを目指しています。

佐藤代表はリーマンショックの影響で前職と親権を失い、息子のためにしてあげられることが無いと悩んでいました。悩んだ末、ミシン片手にパターンの勉強をしアパレル業界への参入を決断しました。その時参考にしたのが母親の形見である着物で、これが看板商品である「Next Kimono【Samurai Series】」の原型となりました。

KUDENは敢えて海外でスタートしました。これも息子の「親亡き後」を考えてのことで、人口が減って雇用も安定しなくなるうえ後発ブランドが成長しにくい日本だけでの活動に留めず最初から海外に出ることにしたそうです。

イタリアや香港などのコンテストで受賞するなどの結果を残していましたが、コロナ禍によって物流が大きく制限されています。同様にコロナ禍で苦しむ就労継続支援事業所のことを知り、彼らの助けになるチャリティー企画を立ち上げて現在のプロジェクトに至ります。

クラウドファンディングサイト

アニメ・漫画・イラストの力を借りて障がい福祉事業所に仕事を創るチャリティー|CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
https://camp-fire.jp

障害者ドットコムニュース編集部

障害者ドットコムニュース編集部

「福祉をもっとわかりやすく!使いやすく!楽しく!」をモットーに、障害・病気をもつ方の仕事や暮らしに関する最新ニュースやコラムなどを発信していきます。
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