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佐久間勇人の2018年自由日記,連載コラム

「私にとっての特別な月 ~2月~」 佐久間勇人の2018年自由日記 vol.2

「私にとっての特別な月 ~2月~」 佐久間勇人の2018年自由日記 vol.2
『佐久間勇人の2018年自由日記 』vol.2 <毎月30日連載>

2月7日

誕生日だ。43歳である。
いろんな人が祝ってくれて、晴れやかな気分になる。今日は年に一度の主役だ(笑)
笑顔で、今出来る事を後悔しない様にやろう。
何度来ても自分の誕生日は期待感やうれしさ、楽しさがあるね。
今月だけは破産覚悟ではっちゃけようかな。


2月18日

9年前の今日。脊髄小脳変性症ですと確定診断が下りた日だ。
病気を受け止められるまで、時間がかかったのを思い出す。
自分でも驚く。今はいろいろなことに立ち向かっていける迄にはなれた。
何をしても自信がなく、周りの目を気にして何にもできなかったあの日々。
今、あの日の自分に話しかけられるとしたら、仕方が無かったよなと言ってあげたい。
病気になりたくてなったわけでは無いし、未来が不安で、どうすることも出来なかったのだから。
はっきりと病気の症状を実感しだしたあの頃、競技として水泳をはじめてみて、少しずつでも己自身の成長を肌で感じることができるようになった。
その都度、目標も達成し、小さな自信もついた。
この病気、なりたくてもなれるわけもないしね。よく頑張ったな。
過去の自分は、今の自分を褒めてくれるだろう。
最近は、何をするにも怖さがなくなってきた。
そして、嫌な思いをすることが多かったけれど、感謝すべき点も多々あるなと思うようにもなってきた。


2月23日

また過去のことを思ってしまう。
2012年の事。もう6年も経つのか。
私の事覚えていてくれるかな。どう思っているかな?不安な気持ちは離れない。
自業自得だった。
最愛な人たちに寂しさ・憎しみその他考えもしない感情を与えてしまった。悔やんでも悔やみきれない。何の罪もないのに抱かせてしまった感情。
「自分がやられて嫌なことはしない」
なぜ、そこに気が付けなかったのだろう。
本当に申し訳なく思っている。
何もしてあげられないむなしさ、やるせなさ、苛立ちは、病気の進行よりも辛い。
いつか、笑って話せる日が来ることを祈っているし、常に考えている。
それにはいろいろと壁があることも分かっている。
それでも、いつでもウエルカムだよ。どんなことがあってもお前らの父親は俺だけだから。

来年も同じように2月はやってくるだろう?
今月は特別な月である。だからこそハッピーなのかアンハッピーなのか?
自業自得で招いた事だが、この月だけは思い出したくないが思い出さなくちゃいけない
特別な月である。
最高な月。
悪夢な月。
後悔な月。

いつかこの月をプラスに語ることが出来ればいいなっ!!と思っています。

ライタープロフィール
佐久間 勇人(さくま はやと)
佐久間 勇人(さくま はやと)

約7年前、小脳が萎縮し、伝達神経系が徐々に破壊されていく神経難病脊髄小脳変性症であることを知りました。そこから今日までは沢山の経験・後悔がありました。人と出会い、生まれた笑顔、そのありがたみを人一倍感じとり、今まで気が付かなかったようなことを学べてきたような気がします。
ハンデがある。でも、それは「個性」でもある。そう思うようになった時、生き方がかわりました。そして、障がい者水泳というスポーツに出会うことが出来たのです。
目標を持ち、チャレンジし、全国障害者スポーツ大会(2015わかやま大会・2016いわて大会)においては新記録を樹立しました。まだまだやりたい。まだまだチャレンジしたい。継続していくことに最大の意義があると思います。何もしないで、後悔するのではなく、「いま」できることを思いっきりやりたい。
限りある時間の中で出会うべくして出会えた“こと”。体験の中で見つけた思いをお伝えしています。

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