「間にたくさんある」ミームと画像のトリミング
暮らし
「『できる』と『できない』の間に『できるけど疲れる』ことがたくさんある」という画像ミームがあります。このミームの発生源はNHK総合が2018年11月24日に放送した「発達障害って何だろうスペシャル」で、児童精神科医の吉川徹さんが両手を出しながらこれを言ったのが字幕付きの画像として広まりました。本人の弁によればLD(学習障害)周りでは以前から共有されている概念で誰が発祥とかはないそうです。
何故これがミームとして広まったかというと、単純な二元論では語れないスペクトラム構造が思いのほか様々なことに応用され「あるある論」にまで昇華したからだと思われます。「『良い』と『ダメ』の間に『条件次第で良い』ことがたくさんある」「『領海』と『公海』の間に『排他的経済水域』がたくさんある」「『有名』と『無名』の間に『特定の界隈では有名』な人がたくさん居る」「『手は出さない』と『つい手が出てしまう』の間に『手が出そうになるのを我慢する』ことがたくさんある」とスペクトラム的な応用が受けてミームにまでなったのでしょう。それは中間のグラデーションなのかと疑問符がつく改変も結構ありますが。
ところでこの画像ミーム、よくトリミングされてるんですよね。元画像は字幕のほかに「発達障害って何だろう」という番組名が右上についているのですが、そこがトリミングされ見えなくなっている場合が多いです。ネタ画像として使うにあたって「発達障害って何だろう」の番組タグが不適切に思えてくる心境は分からなくもないですが、腫れ物扱いのような感じも否めませんね。実際にキレる人やセンシティブ扱いする人がいたからこそ、あのような扱いなのだとも思いますが。
こと発達障害に関しては、変にセンシティブというかアンタッチャブルな扱いをしていると、要らないときに限って持ち出されて話すべき時には話されない逆転現象ばかり発生するような気がします。名前を言ってはいけない障害でもないので、もう少しイモを引かず気軽に語ってもらいたいものですが、名前が出るだけでキレる手合いが居るのではと思うとそれも難しいんですよね。それ以外にも獅子身中の虫やポジショントークといった問題がありますし。
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