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コミュニケーション障害の理解〜コミュ障は単なる人見知りではありません

出典:http://www.photo-ac.com


コミュニケーション障害は、感情や思考の伝達が妨げられる障害のことです。目と目を合わせた会話・社会と関わる姿勢が見られないなどといった状態が現れます。インターネット上などでは「コミュ障」とも呼ばれています。

コミュニケーション障害の具体例



様々なものがあります。下記などが特徴が挙げられます。

・会話の文脈から話の流れを理解することが困難
・自分に関心のあることのみ興味をもって話をする
・会話が弾んでいるグループに後から入ることができない
・飲み会などでうまく会話ができない
・話題がそれてしまい、全く別のことについて話し始めてしまう


コミュニケーション障害の原因



障害の原因となるものは下記などが挙げられます。

・学校、仕事でいじめられて以来、人が嫌いになった
・家庭環境に問題があり、人と接することに嫌悪感を感じている
・病気やケガ、先天的な疾患
・人間関係における苦痛感
・結婚後の家庭環境
・インターネット世界で過ごす時間が長い


コミュニケーション障害の治療法



投薬による治療法と言語能力を鍛える療法があります。主に言語聴覚士の治療によって少しずつ改善していきます。会話の切り出し方や話題の広げ方を学んでいくことで日常会話に少しずつ慣れていくことができます。話しやすい友人を作ることができるとよいでしょう。


コミュニケーション障害の職業適性



コミュニケーションを苦手とし対人関係の少ない仕事を希望の方は以下のようなものがあります。

・新聞配達、ポスティングなどのポスト投函
・指定箇所の宛名書き、シール貼りなどの内職系の仕事

コミュニケ—ション力をあげるため人との関わりがある仕事場で働く方法もあります。適度な人間関係を必要とする仕事を希望する方は以下のようなものがあります。

・プログラミング業務などの専門職
・倉庫から部品を運ぶ、工場にて検品チェックや商品分別の仕事



コミュニケ—ション障害は健康な人でも要因があれば発症する可能性があります。症状が悪化すると、ひきこもりや精神障害などの二次障害に繋がる可能性もあります。もし症状に心当たりがある人は、専門の医療機関に行き相談してもよいでしょう。

障害者ドットコムニュース編集部

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「福祉をもっとわかりやすく!使いやすく!楽しく!」をモットーに、障害・病気をもつ方の仕事や暮らしに関する最新ニュースやコラムなどを発信していきます。
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