鹿児島旅行記~障害者割引でお得に
暮らし その他の障害・病気 エンタメ私と同じで精神の手帳を持っている、うつ病の友人と去年の12月に鹿児島へ旅行に行きました。障害者手帳をフル活用したお得な旅でした。
旅行に行くきっかけ
昨年の10月頃から、友人が私の家に来て一緒に夕食を食べ、楽しく会話する機会が多くなりました。そんな中で、大河ドラマの「西郷どん」に友人がはまっているというので、鹿児島へ旅行しようということになりました。私は高校の修学旅行で鹿児島へ行きました。その時の思い出がよみがえり、懐かしくて大賛成でした。早速2人で計画を立てました。
準備
まず、鹿児島の観光協会に電話して、観光用の資料(パンフレット)をたくさん郵送してもらいました。パンフレットを参考にして、自分たちが行きたいところをいろいろ調べました。ガイドをつけたり、アクセスを調べたり、かかる費用や、どうしたら障害者割引を利用できるかを考えました。入念に計画をたてるためにその都度、環境協会に電話して確認をしました。バスや荷物の預かりなどは障害者手帳で半額や無料になることが分かりました。
旅行の計画を立てる段階で既に楽しくて、旅行のことを考えると、毎日が楽しく感じるようになりました。
交通費
行きは飛行機を利用することにしました。ネットで調べると早割でお得な料金設定がありましたが、残念ながらキャンセル待ちでした。しかし、出発の1ヶ月くらい前に確認すると、値段は少し高くなっていましたが、希望の時間帯に席が取れ、障害者割引より安く航空券を購入できました。
帰りは新幹線を利用することにしました。鹿児島中央駅からのお得な切符を、旅行の1ヶ月前に購入しました。これも障害者割引より安く購入することができました。確かに障害者割引はお得ですが、それよりもお得に購入できる場合もあることを初めて知りました。
そんなこんなで苦闘しながら旅の行程を自分たちで決めて、いざ旅行開始という運びになりました。
観光と宿泊
やっと旅行の日になりました。天気は小雨、定刻通りに鹿児島行きの飛行機は出発し、同じく定刻どおり鹿児島空港に到着しました。
1日目は霧島神宮の観光でした。シルバー人材センターのガイドさんが詳しく案内をしてくれました。ガイドさんが私たちのことを気に入って下さり、霧島神宮から1泊目のペンションまでタクシーだと5,000円ほどかかるところを、ガイドさんが車で送って下さいました。すごく得をした気分になりました。
1日目の宿は、霧島神宮から少し離れたところにある、とても素敵なペンションでした。なんと温泉も付いていたのです。その日の宿泊者は私たちだけでした。広々としたお部屋と、5つのタイプの異なる温泉、何より料理に自信があるというだけあって、夕食も朝食も豪華で美味しくかったです。残念ながら障害者割引はありませんでしたが、料金以上に充実した内容のおもてなしでした。「またいけたらいいなぁ」と、ふたりで。
2日目の観光は、観光周遊バスを利用しての鹿児島市内観光でした。ここでは、障害者割引を使いました。西郷さんゆかりの名所を回り、「西郷どん」にはまっている友人は上機嫌でした。
2日目の宿は、指宿の休暇村を利用しました。理由は指宿名物の砂蒸し風呂が施設の中にあることと、1泊につき1人1,500円の障害者割引があることでした。初めて試みた砂蒸し風呂はとても気持ちがよかったです。夕食では名物の黒豚の角煮が出ました。とろけるように柔らかく、口に入れると芳醇な香りと共にとけてしまいました。豚しゃぶは、柔らかなお肉を噛みしめると、ほんのりとした甘みが口に広がり、角煮とはまた違った豚肉の美味しさを堪能することができました。安納芋のフライドポテトは、スイートポテト等とはまた違った甘みがあり、その香ばしさも相まってまるで焼き芋を食べているかの様でした。
3日目の観光は、現地の観光バスでめぐるオプショナルツアーに参加しました。こちらの方は残念ながら障害者割引がありませんでした。全容が美しい開聞岳や当時の面影を今に残す知覧の武家屋敷群、イッシーという巨大な生物が存在する?といわれている池田湖などを観光しました。知覧の特攻隊記念館での見学では、若くして国のために命を捧げた若者の遺品や家族に当てた手紙に涙しました。
帰りは鹿児島中央駅から新幹線で新大阪まで乗り換えなしです。新幹線に乗る前に鹿児島中央駅内のお土産もの売り場が大きく、種類も豊富でした。お土産もの選びが楽しく、たくさんお土産を買いました。
まとめ
以前に「家の中でうじうじ、大いに結構」というコラムを書きました。勿論、今もそう思っています。でも旅行もいいですよ。障害者手帳でお得になることも多かったです。美味しいものを食べて開放的な気分で、自分の日常を考え直す良い機会になると思います。
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