自分の病気と就職に向けて
暮らし 仕事 その他の障害・病気精神病になって休養し、ねこのように気ままに生きていけたらいいなーと夢見ながら現実を見つめ生きるために。生活リズムを整えながら就職活動をしようと思うまでに就労移行支援で前向きに動ける様になるまでを書いてみました。
PTSDからうつ病に
私は急性ストレス障害とPTSDを持っており、3年前さらにうつ病の診断がでました。好きだったゲームをしていても楽しくない、テレビ番組も面白くない、楽しみに録画して溜めたドラマを見ていても中身が入ってこなくて、こんなにつまらなかったかなーと考え出すと、テレビの音も雑音にしか感じれなくなりました。ご飯を食べても味が感じれず、食感も砂を食べている様ななんともいえないおいしくないのです。電車に乗っていると悲しくもなんともないのに、ふと涙がでてしまう。いつフラッシュバックして苦しくなるのか、涙が出るのかもわからないので友達とも会いたくないし、食べたいという食欲もなくただ何もしたくない。ぼーっとしているうちに次の日になるといった状態で、はっきり言って生きていても意味がないと思っていました。
就労移行支援に通う
久しぶりの友達や人に会うと必ず第一声に「今何しているの?」と聞かれ、さすがに何もしてないなんて言えないませんでした。こんな状態ではいけないと思い求人情報を見たり、面接にも行くのですが思う様に動けなかったり、職場に迷惑をかけたらと考えているうちに、時間だけが経っていき何も変わらない日々を過ごしていました。
ある日、就労移行支援所という存在を知りました。そこは生活リズムを整えながら、資格の勉強をしたり就職に向けて通う場所です。交通費や昼食も負担して頂けるのが助かると思いました。他にもたくさん就労移行支援所はあるのですが、交通費まで負担してくれるところは残念ながら少ないと思います。
私はパソコンすらろくに触った事ないので触れるようになれたらいいかなぁと思っていましたが、会計や事務系の資格を中心に勉強も個人に合わせて教えてくれます。通所し始めてすぐのある日、いつものように席に着いた後、呼吸がしんどくなってきて涙が出てきました。そんな様子を見たら普通の人なら大丈夫?と気にかけてくれたりおろおろとすると思うのですが、支援員の方は外に出てゆっくりしようか。と周りの人に気づかれない様にスッと外に連れだしてくれました。「涙は不浄なものを流してるから気が済むまで泣いていいよ、落ち着くまでゆっくりしてね。」と支援員の方も精神的な病気を乗り越えてきた人も多く、こんな私の気持ちにも共感してくれたのが嬉しかったです。
朝目が覚めても身体が思うように動かなかったり、寝れなくて寝不足な時などは休もうと連絡を入れると「連絡ありがとうございます。遅くなっても大丈夫ですよ。昼食だけでも1時間でも来られませんか?」と誘ってくれたり、「通うことに意味がある」とおっしゃって頂き、頑張っても週3日しか通えなかったのが、おかげ様で週4日通えるようになりました。また、勉強にも集中できる様になりました。そうなるとお腹も空く様になり、昼食が楽しみになって、身体も動けるようになってきました。
私は自分に自信がなく、つい「周りの人と比べて出来ていないことで、迷惑がかかるといけない」とネガティブに考えていたのですが、自分のペースでいいのだという事がわかりました。それでもしんどい日もあります。そういう時は休ませて頂いていますが、通える所ができた事、そして皆さんに感謝しています。今では事務系の仕事につき、長く安定した生活が過ごせる様に生きていきたいと思う様になれました。
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