不安神経症とは?その症状・原因と対処法

パニック障害・不安障害

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不安神経症をご存知ですか?不安は漠然とした恐れの感情で、誰でも経験するものですが、はっきりした理由がないのに不安が起こり、いつまでも続くのが病的な不安です。不安神経症では、この病的な不安がさまざまな身体症状を伴って現れます。

症状について


症状としては以下があります。

1.乗り物恐怖症
動悸や、めまい、息苦しさなどの不安発作の症状のために、電車やバス、飛行機などの乗り物に乗れなくなってしまう。

2.動悸
乗り物に乗っていたり、ベッドで寝ている時に、突然、心臓がドキドキしたり、バクバクして、このまま死んでしまうように感じる。

3.息苦しさ
夜寝る時や朝起きる時、人込みの中にいる時などに、息がうまく吸えず、失神するのではないかと不安になる。

4.めまい
道を歩いている時などに、浮遊感や、クラクラ感のために真っ直ぐに歩けない。

5.過呼吸症候群
学校の授業中とか仕事の最中に、突然に胸が締め付けられ、呼吸が速くなり空気が吸い込めない感じになる。

6.不安発作(パニック発作)
突然の動悸や息苦しさ、めまいなどのために、このまま死んでしまうのではないかと「死の恐怖」を感じる。

7.留守番恐怖
家族が仕事で出かけたりして家に一人でいる時に不安発作の症状が起こったことがあり、また、同じようになったらどうしようと不安になる。

8.心臓神経症
動悸や胸の痛み、違和感のため、心臓に異常があり死んでしまうのではないかと感じ、不安になる。

9.外出恐怖
動悸や、めまい、吐き気などの不安のために、家族と一緒でないと外出できず、仕事にも行けない状態になっている。

10.閉所恐怖症
エレベーターや歯医者、美容院など精神的に密閉された空間にいると動悸や息苦しさなどの症状が起こるのではないかと不安になってしまう。

11.電車恐怖症
急行や特急など停車間隔が長い電車に乗っている時に動悸や吐き気などの不安発作の症状が起こる。

12.飛行機恐怖症
仕事で出張する時やグループで旅行に行く時などにパニック発作の症状が起こるのではないかと不安になり飛行機に乗るのを避けてしまう。

13.息切れ
道を歩いている時などに息苦しさと共に感じることが多く、呼吸のしにくさから、このまま死んだらどうしようと「死の恐怖」を感じる。
 

原因について


不安神経症の場合は強迫神経症や強迫性障害の場合よりも、より直接的に「死の恐怖」が影響していると言って良いと思います。

動悸や息苦しさといった不安発作の症状が起こった時に、このまま死んでしまうのではないかとか、大勢の人前で無様な姿をさらすことになるのではないかといった不安を感じることが多いものです。


対処法について


次に対処法ついてご紹介します。

目的本位や「あるがまま」など森田療法の考えに沿って行動していく中で「死の恐怖」に対する「とらわれ」が解消されてくれば、これで充分、症状を克服していくことが出来るものなのです。これが薬を使わずに済む最も良い克服法といえるでしょう。また、深呼吸や筋弛緩を用いたリラクセーション法や、有酸素運動は有効で、自分で行うことができます。


不安神経症は薬に頼らずとも、自分で克服できます。そのためには、信頼できる医師のもとで根気よく治療を続けましょう。

障害者ドットコムニュース編集部

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「福祉をもっとわかりやすく!使いやすく!楽しく!」をモットーに、障害・病気をもつ方の仕事や暮らしに関する最新ニュースやコラムなどを発信していきます。
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