『埼玉県南西部就労移行連合会』を知っていますか?~誰もが暮らしやすい地域づくりのために
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今回は、『埼玉県南西部就労移行連合会』さんへ取材させていただきました。その名の通り、埼玉県南西部にある就労移行支援事業所の連合会です。事業所間での連携や情報交換によって利用者の満足度向上を目的としています。
埼玉県南西部就労移行連合会とは?
──初歩的な質問になりますが、『埼玉県南西部就労移行連合会』の概要について教えていただけますか?
埼玉県南西部に位置する就労移行支援事業所が連携し必要な方への情報発信及び、事業所間の情報交流の場として事業所間のやりとりを活発に行うことで各事業所のスキル向上を図り、利用される方々の満足度向上を目指して活動しています。
──連合会を作ろうと思ったきっかけなど教えてください
2017年11月に地域の就労移行支援事業所7カ所が集まり、関連機関や必要な方への合同説明会を行ったことがきっかけです。
──連合会を作って良かったことや、そこから新たに生まれたものはありますか?
事業所同士の交流の中で刺激を受け、業務へのモチベーションの向上、中には職員の離職防止につながったという話まであります。また、事業所間のやり取りがスムーズになり、他事業所への見学のハードルが下がり利用する方の事業所選びの満足度向上につなげることができたことです。また、コロナ禍においてスピーディーな対応が求められる中で、感染症対策を中心に事業所運営をどのようにするか、情報共有できたことは大きな財産です。連合会結成を通じて、結束力が生まれたように感じております。
連合会のこれからと”想い”
──これからの課題についてもお聞きしてよろしいですか?
就労移行支援サービスの認知度向上です。同じ地域で利用する方の奪い合いではなく、各事業所がそれぞれの特徴、強みを磨き互いに切磋琢磨して利用する方にベストな事業所が見つかる会でありたいです。このような活動が各地域で活発に行われることができると利用する方に大きなメリットになると思います。
──連合会への想い、または連合会としての想いなどあればお願いします
利用する方の希望する働きを尊重し、長く安定した就労を実現するために各事業所がスキルの向上に励みます。また、他の福祉サービスとの連携を円滑にすることで、利用する方が長期的な視野からも自己実現を果たすことが出来ることを目指しています。
さいごにあたり……
──今後の取り組みとしてはどのようなものがありますか?
今年から連合会の取組みを合同説明会のみならず、情報発信や勉強会、研修会など新しい取り組みを実施して会員事業所のスキル向上、情報の収集ができる会にしていきます。
──最後に、読者へのコメントをお願いします
私たちは地域で就労系福祉サービス利用を検討する全ての方のために、15事業所、クリニック、支援機関が連携を図り活動を行っています。
この会の活動は、福祉事業所だけではなく地域の企業や、暮らしている方に障害や病気がある方への理解促進にもつながっていく活動です。
それは、誰もが暮らしやすい地域づくりに直結していると思います。
私たちの活動に興味を思っていただけた方や話をお聞きになりたい方はお気軽にお問い合わせください。
少しでも社会が人にやさしく想いやりのある形になっていくことを願っています。
今後とも多くの皆様のご理解とご協力の程何卒よろしくお願い申し上げます。
──今回はありがとうございます。
今後、他の地域でもこういった事業所を横断するような連合組織が誕生すると、事業所間での協力や利用者の暮らしやすさだけでなく、地域そのものの活性化に繋がっていいくと思います。やがてそれは、地域間での福祉格差改善の大きな鍵になるはずです。
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