有名イラストレーターと訪問看護の利用者さんとのコラボ制作! 吉祥寺にてバッグや小物の展示販売会を開催します
イケヤ シロウ氏は、イラストレーターとしてこれまでに「UNIQLO」や「BEAMS」といった多数の有名アパレルブランドとのコラボレーションやプリントデザインを手掛ける他、陶器や食器の制作・販売、CDジャケットの制作、大手商業施設の内装ペインティング、絵本の執筆など多岐にわたる活躍をされています。
また、自身のデザイン活動と並行し、東京都小金井市の精神科訪問看護「よつば訪問看護ステーション小金井」の作業療法士としても活躍されています。
イケヤ氏が作業療法士として、精神科訪問看護「よつば訪問看護ステーション小金井」の利用者さんたちと一緒に行なっている作業活動の中で生まれたブランド「Blue Cat hand made products」が令和3年4月20日よりオンワード・リユースパーク吉祥寺1階特設にて、リメイク制作したバッグや小物などの作品販売が行われます。
1階特設では1週間~10日間展示。その後は2階常設コーナーにて展示されます。
「Blue Cat hand made products」では訪問看護の利用者さんたちがデザインやテキスタイルを制作し、自分たちでペイントやハンドプリントを行い、トートバッグや、プリントTシャツ、小物やポーチなどを制作しています。
ここでは障がいのある方とアーティストによる、大量生産では実現できない自由でクリエイティブなものづくりが行われています。
シルクスクリーンによる制作作業の様子
シルクスクリーンプリントに使用するインク(色褪せしにくく、耐久性に優れています)
版の上にヘラを使いインクを手作業で塗っていきます
一枚一枚心を込めて制作しています
オリジナルデザインの商品が完成しました
イケヤ氏のBlue Cat Productsの活動経緯や想い
もともと僕自身のデザイン制作活動の中で、何ができるか考えていた時に、障がい者との関わりで物を作って販売できないかと思い始めたのがきっかけです。
創作や表現する作業が持つ価値というものを、これまでの自身の制作活動の度に感じてきました。
それによって、自分自身も助けられてきたところも多いと感じています。
誰でも自分の小さな小さな制作行為によって、世の中とのつながりを実感する。少しずつ自分の世界が変わっていく。
そんな気持ちをまずは自分が知っていないと、制作を通して、他人に伝えたり、共感したりすることが難しいと思います。
最近、一緒に制作した作品の販売を目指すことで、僕自身も制作者たちと、同じ制作者同士としてのつながりを感じられることが、自分の楽しみの一つになっています。
販売という同じの目標を共有しながら、一緒の苦労や楽しみの時間の中で、お互いのアイディアを形にしていく作業は、制作者の方々だけではなく、自分自身のやりがいにもつながっています。
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