ぎっくり首とは?パニック障害、新型うつにつながるかも
暮らし パニック障害・不安障害ぎっくり首とは?
ぎっくり首とは、頸筋症候群のひとつで医学的には「頸椎捻挫」と呼ばれます。痛みは激しいものから軽度の症状まで様々ですが、特に何もしてないのに突然「ギクッ」と強い痛みを感じ、動かそうすればするほど痛みがどんどん強くなることが特徴です。痛みが強い場合は首を一切動かすことができず、寝てる状態から起き上がることも難しくなります。
このぎっくり首の原因には次の様なものが挙げられます。
・車での追突と同じように、人とぶつかった時や転倒した時のような激しい衝撃。
・頭が前に落ち込み猫背になる「ストレートネック」による首の慢性的な疲労。
・運動不足による筋肉の緊張と血行不良。
この様に慢性的なものから突発的なものまで原因は様々です。
ぎっくり首の症状~心身の不調の引き金になることも
ぎっくり首から様々な症状を引き起こしてしまう事があり、その三大症状として、頭痛、めまい、自律神経失調症が挙げられます。
自律神経失調症から、動機や息切れ、微熱が続く、冷え・のぼせ、目が乾く・かすんで見づらい、お腹の調子が悪い・吐き気がするといった症状につながっていきます。さらに進行すると、パニック障害、新型うつ(自律神経うつ)、慢性疲労症候群を招き、最悪自殺に至ってしまうことになりかねません。
ぎっくり首の治療
ぎっくり首になってしまった場合、してはいけないこととしてはマッサージ、お風呂で温める、ストレッチをすることなどがあります。首の炎症を起こしている部分が悪化することがあります。
その事に注意して自分で出来る治療をいくつかご紹介します。
・すぐに冷やす
冷凍室にある保冷材、または氷を薄いタオルでくるみ、首に当てます。「10分ほど当てたら外し1~3分休みまた10分当てる」を交互に繰り返し、痛みが重いコリのように変化した時冷やすのを中止します。長い時間当て続けると凍傷の危険性があるので注意してください。
・とにかく動かさない
首が激しく痛むときは絶対安静です。もんだり叩いたりすると悪化する場合があります。
・仕事は休みましょう
冷やしながら安静を保てば長くて2~3日で痛みが治まりますが、痛みにに耐えながら動き回ると完治まで時間がかなりかかります。
数日安静にして首も冷やしているのに痛みが引かない場合は、骨折やヘルニアの可能性がありますので、この場合は早めに整形外科を受診してください。
まとめ
現代社会において、デスクワークや日常生活でPC・スマートフォンを長時間利用する機会が増えてきています。そこで姿勢を悪くし、ぎっくり首を患ってしまう人が急増してきています。
ぎっくり首に限らず、悪い姿勢のまま長時間居続けるのは様々な心身の不調につながっていきます。正しい姿勢を意識し、健康的で快適な生活を維持していけるよう予防に努めていきましょう。
参考文献
悪化すると新型うつにまで至るぎっくり首の危険性 NEWSポストセブン
http://www.news-postseven.com
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