日々困ること〜HSPと、ともに。<vol.4>
発達障害HSPと、ともに。vol.4 <毎月1日連載>
「HSPとは?〜HSPと、ともに。vol.1」はこちら
「ストレスがたまりやすいやすいのは、境界線が薄いから〜HSPと、ともに。vol.2」はこちら
「つらい気持ちと向き合う〜HSPと、ともに。vol.3」はこちら
繊細で敏感な体質で良かったと思うことはほとんどありません。
許容範囲が狭いのは不便で、よく落ち込みます。母は社交的でいつも笑顔で明るく楽しく過ごし、世の中は素晴らしいものだと教えてくれたのに、自分は嫌なことを避けてばかりで残念に思うことがよくあります。
例えば、音に敏感で困ることがあります。夜、音がうるさいと思うと眠れずに寝不足になります。夜中のTV、車の音や人の話し声、足音などの生活音で目が覚めてしまいます。また、すぐに眠れず、次の日は疲れが残っています。
臭いにも敏感なため、香水、柔軟剤の臭い、煙草の煙や排気ガスの臭いにも気分が悪くなります。ホームセンターやドラッグストアなどもいろんな臭いが混ざっているので苦手です。
また、食事をしにお店に入っても、他のお客さんと席が近いのも苦手で、お店に行くのにも一苦労です。人混みも苦手ですし、人との距離が近いのも息苦しくてしんどくなります。香水の臭いがしたり、話し声をうるさいと思ったり、店内で大きな音で音楽がかかっているのも苦手です。
こういう風に思ってしまう自分にも嫌になります。すべてそう思う心があるだけなのですが、いろいろ不便なので、一人の方が楽だと思うのです。寂しいですが。家族や親しい人は理解してくれますが、いつもいつもそういう場面を避けていては、まわりにも申し訳ないなと思ってしまいます。
それで日々溜まってしまったストレスは発散しに出かけます。脳が活発に動いてしまっているので、休ませます。緑がいっぱいの自然で深呼吸したり、本を読んだりしてリラックスします。空気もきれいだし、無音の時もあるので、本当に休めます。そして、日常に戻るための体力をつけます。
日々、人より疲れることが多いですが、今は、なるべく人に合わせない、無理をしない、不自然なことをなるべくしないことを心がけています。そして人と同じようにできない自分のことを責めないようにしています。
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