ADHDっぽかったな~その4~保険に保険をかける
発達障害
UnsplashのSyed Ahmadが撮影した写真
どうも、なーさんです。
社会人になってからADHDと自覚しました。
発達検査は凹凸。
手帳は持ってないけど当事者名乗ってます。(笑)
そういえば、あの時のあれはADHDっぽかったな、ということを書いていきます!
~その4~
「保険に保険をかける」
“時間の管理が苦手”って、ADHDあるあるですよね。
私がそれに気づいたのは、中学で部活に入ってからです。
小学校までは親に声をかけられて家を出ていましたが、中学からは自分でお弁当を作って朝練に行く生活が始まりました。
そこから「時間がない!」と焦ることが増えました。
幸い、中学は家から歩いて10分ほど。ギリギリでも走ればなんとか間に合いました。
ただ、部活が厳しかったので、朝練が始まる数分前の到着は怒られましたが(笑)。
高校になると電車通学が始まり、しかも乗り換え付き。
これが本当に大変でした!
家を出る時間を決めていても電車に乗るのはギリギリ。
余裕を持って出れたと思っても忘れ物をして取りに帰って結局ギリギリ。
いつも「ギリギリの戦い」でした。(笑)
そして、ここで出てくるのが「大事なことに限って忘れる」問題。
集合場所が普段と違うとルーティンが崩れ、危険度MAX!
そんな時は「自分の感覚」を信じず、さらに保険をかけます。
たとえば9時集合なら、まず10分前に集合場所に到着するよう電車の時間を逆算。
そこに徒歩移動ならプラス5~10分、電車は検索した1本前に乗る、駅までの移動もさらにプラス5~10分。
こうしてやっと「安心プラン」が完成します。
でも不思議なことに、ここまで準備しても結果的には帳尻がぴったりで、到着は予定通りの10分前。
「もっと早く着くはずなのに…」と思っても、気づけばギリギリ。
もし保険をかけなければ普通に遅刻。
だから私は“保険に保険をかけて”やっと間に合うんです。
ただし問題もあります。
時間に意識を割くと大事なものに限って忘れる、、、。
部活(吹奏楽部)ではコンクールはユニフォームがあったので服装を間違えそうになったり、ユニフォームの蝶ネクタイを忘れたり、、、。
これもまたADHDっぽいところですよね。
大人になってからは乗り換え時間や乗り換える駅のホーム番号などを細かくスマホのメモアプリにメモをしたり、これが間に合わなかったらこのパターンという代替案も用意したり、さらに工夫できるようになりました。
時間の管理が苦手でも、工夫次第でなんとかなる!
私にとって「保険に保険をかける」ことは不便さを補うための大事な工夫です。
完璧じゃなくても、自分に合ったやり方で、ADHDとうまく付き合っていければいいんですよね。
注意欠陥多動性障害(ADHD)


