発達障がい〜神からの贈り物〜

column2月号 苦手に対処する 苦手を克服するマインドリセット(『発達障がい~神からの贈り物~』第111回)

発達障害

UnsplashManja Vitolicが撮影した写真


『発達障がい ~神からの贈り物~』 第111回 <毎月10日連載>

前回は人間関係の対処法について述べたが、今回は苦手なことへの対処法についてお話しします。

発達障害の困り事の代表例の一つ。個性の強さは言い換えれば得意なことと苦手なことの差が大きいとも言えるだろう。または「あんなことができるのにどうしてこんなことができないのか?」というような周りの人が理解できない苦手があったりもする。

さて、早速説明していくが対処法は2つのマインドリセットを紹介したい。多くの場合、苦手な存在が自身への重圧になっていることが考えられる。『○○できない自分はダメな人間だ。』といった具合に。つまり『できない=ダメ』をマインドリセットとしてゆく。

ではまず最初のマインドリセットとして、苦手を克服しないと言う方法。食材の好き嫌いや自身の趣味の範囲のことなどは苦手なことであっても周りに迷惑をかけないようなことであれば苦手克服自体をしないと言う選択肢を自身に与える。『できない=それもアリ』というマインドリセット。

ここで一つ私の経験談を話すが、現在の私はプールの監視員を勤めているが30歳までは全く泳げずにいて、自身はダメな人間だと思っていた。その後10年以上努力して競泳や日本泳法などを習得し今に至る訳だが、人並み以上に泳げるようになってからほとんど泳げない人がこんなにも多くいるのかと驚かされた。彼らの多くは泳げないことへの重圧など感じておらず、それまでの私は私以外のほとんどが泳げるものだと勘違いしていた。そこでやっと『泳げなくてもそれもアリ』とマインドリセットとできたように思える。

ただし、仕事に関わることなど、苦手を放っておけない場合もある。そんな場合のマインドリセットについて延べる。多くの人は『得意=できる、苦手=できない』とマインドセットされているようだが『得意=短時間でできる、苦手=長時間が必要』とリセットしてみると良いと思う。説明は簡単で、多くの人は苦手だからという理由でできないと先に答えを導き出しているように思えるが、苦手だからそれなりの経験と努力が必要な分だけ時間がかかる、とリセットすれば多少の重圧から解放されるだろう。そもそも苦手を克服するのだから簡単に進むわけがない。でも時間をかければよいと考えれば、今日できなくとも明日も努力を継続すれば良いと思える。

先ほど水泳の例を出したが、25mも泳げなかった私が海の上で1時間以上も泳ぎ続けても全く問題なくなれたのは10年以上努力した結果であり、『苦手でも時間をかけて努力すれば良い』とマインドリセットできたからのように思える。

以上、苦手を克服するマインドリセットを一度お試しいただきたい


公式ブログ https://ameblo.jp/suzie-net

Kei(ケイ)スズキ

Kei(ケイ)スズキ

★個人学習塾えるすた講師
★いずみハッタツ友の会代表、高知大学農学部卒
★過去職歴:放送ディレクター、スタジオ・ミュージシャン、カメラマン、道化師、学習塾経営、Webプログラマーなど
★10年の鬱の後に発達障害の診断を受ける。現在はピアカウンセリングサポートにも積極的に関わる。自称『人生を楽しむパイオニア』
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