障害のある人が知っておきたい離職後の制度

仕事

今まで自分が離職する当たって行ってきた準備、離職してから実際に使った給付金制度、調べたり、教えてもらったりして知った制度を書いて行きたいと思います。日本国籍があれば、基本的に誰でも使える制度です。「働いてもいないのにお金がえるなんておかしい!!」とか、「真面目に働いている俺たちのお金でお前を養ってやってるんだ!!」、なんて言う人も中にはいますが、国が定めた制度なので、その制度を使うに当たり何も後ろめたい事は無いと、私は思います。その人たちも、いざ自分が病気にかったりして離職した時はそういった制度を使う訳ですから持ちつ持たれつだと思います。

失業給付金

離職したらまず、今まで勤めていた職場から離職票を貰いましょう。もし前の職場が雇用保険に入っていない、離職票を出してくれない等の場合は、ハローワークに相談してみたら良いでしょう。私も今まで勤めていた職場の人と関係が良くなく、離職票をハローワークを通して請求して貰った事があります。皆さんも勤め先との関係がこじれそうだったら、まずはハローワークか、労務局と行った公的機関に相談してみるのをお勧めします。90日〜360日の失業給付金を受け取ることが出来ます。この場合、健常者でしたら90日しか給付金を受け取れない、離職理由によっては給付制限期間がある事、等といったものですが、障害者手帳を取得してれば、150日以上給付金を受け取る事が出来ます。私の場合、ハローワーク退職理由について説明したところ、給付制限期間を免除してもらい、300日の給付を受ける事が出来ました。それから、雇用していた期間によっても給付日数が変わってくるので、出来れば離職する前に、確認する事をお勧めします。

年金、税金、保健料金の納付控除、又は免除

離職票を受け取ったら、次は市役所に行って年金、税金、保険料金の納付の控除、又は免除の申請をしましょう。税金、保険料金については前年度の収入によって決まるのですが、離職票を提示すれば失業中で現在収入が無いという事を理由に納付額を減額してもらえます。税金については、障害者控除も受けられるので障害者手帳を提示すれば更に減額してもらえます。年金については、納付の控除、又は免除を申請して認められれば、年金を一部納めた事にして貰えます。年金は納めなければ未納となり支給して貰えません。また、何年か後にさかのぼって、納める事も出来るので、申請しておく事をお勧めします。

職業訓練給付金

職業訓練給付金は、まずハローワークで職業訓練を選んで応募します。審査があるので通過する事が出来れば、ほとんど本人の金銭負担が無く職業訓練を受ける事が出来ます。その期間、条件は有りますが、一月10万円の給付金を受け取る事が出来ます(失業給付金と併用不可)。職業訓練で技術を身につける事が出来て、尚且つ給付金まで貰えるという制度です。再就職に向けて何か身につけたい技術がある場合は是非とも使う事をお勧めします。また、障害者枠もあるので、そちらの方が、審査に通りやすいです。因みに私は、この制度を使って、パソコン講座を受けてwordとexcelを勉強しました。

公的融資制度

この制度も条件がありますが、無利子、又は民間金融機関よりも低い金利で、お金を借りる事が出来ます。この制度は、障害者を対象にしたものもあるので、障害者手帳があれば、借りやすくなるそうです。私個人の意見としては、返す宛ての無いお金は借りない方がいいと思うので、審査は厳しくても、返済の必要の無い給付金制度を使った方がいいと思います。

今までで私が使った事がある、調べて知っている中で離職時に使えそうな制度はこのくらいです。障害者手帳を持っていると、より手厚い社会保障が受けられるので、取得する事をお勧めします。一応、調べた上で書いてますが、私が実際使った時と制度が変わっていたり、間違って解釈している可能性もあるので、一度ハローワークか、市役所の職員に確認を取って貰った方が確実です。知らない事は、専門家に聞くのが確実だと思います。このコラムが読んでいただいた方のお役に立てれば光栄です。

参考文献

失業された方へのご案内 – ハローワークインターネットサービス
https://www.hellowork.go.jp

障害求人初心者

障害求人初心者

今まで健常者としてクローズ就労で仕事をしてきましたが障害が原因で離職を繰り返す。今後の事を考えてオープン就労での職の定着を目指そうと求職中。今までの自分の人生での教訓、感想などを自身のエピソードを元に書いています。皆様のお役に立てれば幸いです。

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