私の過去の振り返り〜思考のクセと自己防衛心(前編)
暮らし自己の振り返り、自分と向き合うことから逃げてきた私の過去をさかのぼってみました。そこには、当時気づかなかった傷が今でも残っていることに気づきました。そこで、どんな学生時代と社会人として過ごしてきたのか綴っていきます。
小学生から高校生まで
はっきりとした行動の記憶、考え方の記憶は、小学生の頃の記憶が一番古いでしょうか。いつも出席番号が1番だったために、何かと先生に頼まれる事が多く、クラスの最初の委員など任されることも多く、別にイヤでもなかったので素直に引き受けていました。高学年ともなると、学級委員などリーダー的なことも自ら立候補して行っていました。
中学生になっても、小学生の時と同じように、クラスの委員などやっていました。中学2年の時、クラス全員から無視されることがありました。当時、目立つ女子グループがやることは絶対的な暗黙のルールみたいなものがあり、私自身も他の友達に対しやっていたこともあり(今思えば、なんてことをしていたのかと反省しています…。)、ついに自分がターゲットになったかと思うと同時に、やはり悲しかった記憶も残っています。家で泣いているところを母親に見られ、恥ずかしく感じてしまい、理由を言えなかったことを今でも覚えています。その頃から、今度は無視されないように気を遣いながら、周囲の顔色を見るようになりました。
もともと小さい頃から一人っ子であった為、大人の中で過ごすことが多く、いい子にしていれば褒められたので、顔色を見ながら過ごしていた記憶もあります。そんな中学生の時のいじめ体験がトラウマのように残るとは思いませんでしたが…。
高校は、同じ中学から行く人が少ない学校を選びました。中学とは違う生活を送りたかったからです。高校生活は、問題なく過ごすことができました。
学生時代 夢をかなえて
大学生になって、一人で行動することが多くなりました。というのも、一緒の高校から進学した人がおらず、入学時に友達がいなかったからです。ですから、サークルに入り、クラスメートとも仲良くして、友達を作り、自分では楽しく過ごしているつもりでした。
しかし、ここでまた女子グループに悩むようになりました。中学生の時のような数人のグループと違い、気がつけば、ほとんどの女子が二人組の仲良しペアになっており、何をするのも一緒に行動しているのです。私にはそんな仲良しペアになる友達はいませんでした。
いつも仲良しペアでいる子達は、どちらか一人が休んだ時など一人になる時があると、一人で行動することが難しいらしく、そんな時だけ私に寄ってくるのです。私も別に悪い気はしていませんでしたので、最初のうちは何とも思っていませんでした。でも、そんな時だけで、いつもの仲良しペアになると寄ってもきません。こんな事が何回も続いてくると、さすがに都合よく利用されているなと気づきました。私のネガティブな思考が出始めたのです。どうして私はそんな扱いを受けるのだろう、本当の友達と呼べる人がいないからなのか、ものすごく悩みました。自問自答の繰り返しで、答えなど出てきません。
しかし、中学生の時の記憶がよみがえり、嫌われたくない一心で、気にしないふりをしながら、周囲の顔色をうかがっていました。傷つきたくなかったからです。自分の気持ちに気づかないように心に蓋をして、自分を守っていたのです。
そんな大学生活を送っている時に、私の夢であったホームステイや留学を経験しました。海外に留学しに行くような日本人は、基本的に一人でやってきます。日本のように、仲良しペアを作ろうとはしません。私にとって海外での生活は、周りの顔色を見ることもなく、心を開放して過ごすことができました。何でもポジティブにとらえ、どんなに大変なことがあっても、前向きに取り組み、進めていくことができました。