最近、うつ病が話題に挙がることが多いです。誰でも憂うつな気分になってしまうことはあると思います。ですが、うつ病はそのようなレベルの話では無く、生活に支障をきたしてしまいます。ではその、うつ病はどういうものなのかを掘り下げていきたいと思います。

うつ病とは

うつ病を一言で説明するのはとても難しい病気です。気分障害の一種で主な症状は「抑うつな気分」「意欲・興味・精神活動の低下」「焦燥」「食欲低下」「不眠」「持続する悲しみ・不安」などを特徴とした精神障害です。うつ病はストレスにより発症するため、誰にでも起こりえる病気と言えます。うつ病に原因は一つではありません。最も多い原因は「環境要因」と言われています。これは、親などの肉親との死別、人間関係、家庭内のトラブル、職場や家庭内の役割の変化などを指します。また、気質も発症要因の一つと言われています。責任感が強かったり、神経質だったり、こだわりが強かったり、完璧主義だったりするとストレスを溜めやすく、うつ病になりやすいと言えます。他にも「遺伝的要因」なども原因になりうるので、複雑な病気だと言えます。

という風にうつ病になる要因は様々です。

うつ病の主な治療法

うつ病の治療には「休養」「カウンセリング」「薬物療法」の主に三つの治療法があります。心の治療は基本的にこの三つの方法で治療をします。

「休養」は、身体を休めることです。うつ病は脳に過度な負担がかかっている状態ですので脳を休めることは重要です。

「薬物療法」とは薬を使って治療する方法です。休養が何より大事なのですが、苦痛により休養が十分に取れない場合があります。その為、それらの症状を軽減する「薬物療法」が行われます。薬物という単語が出てくるので聞こえは悪いですが、有効的な治療法と言えます。

「カウンセリング」はその名の通り、カウンセリングによる治療です。うつ病を引き起こす原因は一つではありません。なので、休養と薬物療法のみでは治療できません。カウンセリングを通じて再発防止も兼ねて自分を見直すことが大事になってきます。

自分自身の状態を把握することは何よりも重要です。うつ病は治療を始めてすぐに終わるものではありません。治療の期間は長期化することが多いです。長期間の治療が必要なので非常に根気が必要です。また、再発する可能性も十分にあるため、回復したと思って、すぐに今まで通りの生活に戻るのは難しいです。再発しないようにすることが大切であると言えます。うつ病はさっき説明した三つの治療法があり、いずれも治療する上では必要不可欠です。中でも脳の疲労が原因なので休養が何よりも大切であると言えます。

まとめ

私はうつ病になったことはありませんが、毎日が憂鬱と感じたことはあります。私だけでなく、誰しもが感じたことがあると思います。憂うつやストレスは誰もが抱えているものです。しかし、これらを発散させるのは、ストレス社会と言われている現代では難しくなってきていると思います。私の場合は趣味であるゲームやアニメ鑑賞などでストレスを発散させていることが多いです。ストレスを発散させる方法は探せば沢山あるとは思います。ですがそれを探すのは難しいと感じるかもしれません。

うつ病は心の病です。心の傷は、身体の傷と違って治すのに時間がかかるものだ思います。ストレスが溜まると視野が狭くなり、それによりさらにストレスが溜まる悪循環に陥り、うつ病になっていくと私は思います。

ストレスを発散する方法は意外なところにあるかもしれません。視野を狭めずに、広い目で物事を見ていくことが、ストレス発散に繋がり、さらにうつ病の予防に繋がっていくと私は思います。

参考文献

【うつ病　Wikipedia】
https://ja.wikipedia.org

【うつ病とは】
https://kokoro.mhlw.go.jp/