SDGs

【SDGs】世界の目標17の中の3 ~すべての人に健康と福祉を~【Vol. 1】

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SDGs Vol. 1<毎月30日連載>

SDGs:Sustainable Development Goals

持続可能な開発目標として、国連で採択された17個の国際共通目標が有りますね。
その中の3番目の目標には、あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する、ということで「すべての人に健康と福祉を」と挙げられています。
日々健康に悩み、福祉を受け、苦悶の中を浮いたり沈んだりして過ごす身としては、他人ごとではありません。
「すべての人に健康と福祉を」。目標になっている時点で、世界共通して達成されていないということ。
自分の場合、健康体には恵まれなかったが、福祉には恵まれているのかも知れない。
もちろん、思うことは多々あるけれど。ゆとりが無くなり、有難いという思いが喪失してしまう時もあるけれど。
自分自身の目標や色々な思いを吐露しながら、社会の共通目標に対して、受け身の姿勢ではなく、能動的にいきたい。
積極性は心の持ちようだとずっと思ってきたけれど、割とそんな心意気の持続なんか不可能なのではないかと自らを疑う瞬間があることは否めない、なのだけれども、時間が淡々と過ぎ去る中で症状は急速に進み否定的な思いにまみれ出しそうになってもそんな思いが人生への憂いを解決してくれるわけではなく、ならば心だけは精力的にいけばと言ったところでそれがまた不安を消し去るわけでもないのだが、目の前にあった当たり前の幸せが冷え切った記憶になっていてもその温もりの思い出が一寸の光となって心を照らす限り陰の中を進むことは出来なくもないという望みで前に進めば何か今よりは迷宮の出口に近づけるかも知れないしたまには楽しい思いに出会えるかも知れないし、ということで今年も駄文ですが、もがく。と、決めた。

今年は何といってもオリンピック・パラリンピック in TOKYOだ。
もう生きている間には自国では行われないだろう。
健康と福祉の最高イベントだ、パラリンピック。
所属する千葉ミラクルズ・スイミングクラブ。
私は出られないがチームメイトも元チームメイトにも出場の有力候補選手が居る。
正直、うらやましい。うれしいんだけど、やはり羨ましいな。
といっても自分は出られるタイムじゃないのだが・・・・
でも、千葉ミラクルズ、誇りです。

なのに、昨年行われた日本パラ水泳選手権のチームでのリレーの成績で勝手に燃え尽き症候群中。
全国2位だったうれしさと、1位になれなかった悔しさとで、普通は来年1位を目指すことでやる気になるはずなんだけれど、言葉では分かっていても心が枯れつつある。
誰か助けて。
最近は気も緩み・体もたるみ、もっと独自で練習をしていかないといけないが、車椅子を漕いで前に進む力の激減を痛感していて、更衣室なんかでは自力での着替えさえ困難で、もう無理なんじゃないか、と。
これを改善していかなければ先に進めない。現実の身体機能問題と心の壁の合わせ技だ。
これ、難病の宿命なんだ。
皆さん、この合わせ技、2倍の強さじゃない。2乗で効いてくる。100×100で1万とかで。
とにかく、何かを変えないと。
今までは気にせずにいた、いや気にしたくなかったタイムを練習毎に記録して、今どのくらい泳げているのか?今年は見極めていこうと思う。
自分の限界を知るのも大切な事だ。
 令和2年1月、学生時代の友が先生をしている大学へ出向き、1時間の講演をさせて頂いた。
大学生、大学院生、教員とで約200名を前にして、ありのままの心情を隠すことなくさらけ出してきた。その思いが通じたか、響いたかは分からないけれど、聞いている人に震えて欲しい一心で話をした。
全国どこでも依頼頂ければ講演に行きます! パラ水泳を通して福祉のあり方、そもそも人としての生き方を考えるきっかけになれればと思っています。

さあ泳ぐぞ!
だってまだ泳げる!!
今年も大量に水を飲んでやろうじゃないか!!!


静岡県立大学の手伝ってくれた学生さん


講演風景



佐久間 勇人

佐久間 勇人

私は『脊髄小脳変性症』というだんだんと運動神経が失われていく進行性の神経難病です。今じゃ何をするのも命懸け。それでも大好きな水泳を続けています。溺れているんだか泳いでいるんだかわからなくなる時も増えてきました。心が折れそうにもなります。もう折れているかも知れません。
それでも水泳を通して色々な人と出会いたい。全力で笑いたい。皆で繋がり笑いたい。それが活力。HUG&PEACE

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