うつによる休職とこれからについて

仕事 うつ病

出典:Photo by Brian Wangenheim on Unsplash

自身の休職期間を振り帰ってみました。今の会社に入社してからそれまでの10年間、体調は悪くなることはあっても、休職するまで追い込まれたことは無かったのです。しかし、この6年の間、5回(累計13か月)の休職をしています。病名は全て「抑うつ状態」です。

私の休職履歴

・1回目:2016年11月~2016年12月 1か月
・2回目:2017年10月~2017年11月 1か月
・3回目:2020年09月~2021年01月 4か月
・4回目:2021年05月~2021年08月 3か月
・5回目:2022年03月~2022年07月 4か月

よくもまあ、こんなにも休んだもんだ、と誰かに呆れられてしまいそうです。私と同じように何度か休職した人はいますが、ここまで休んでいるのは他には聞いたことがありません。みんな退職してしまいました。

なぜこんなにも休職と復職を繰り返すのか。

「うつ」になると「うつ」になる前までのようには回復しません。回復しても非常に脆く、すぐに再発してしまいました。

復職か退職か

休職するたびに、私も何度も「いっそのこと退職してしまおうか」と考えました。しかし「辞めてどうする?転職できるのか?」という不安が重くのしかかり、退職する決意を先延ばしにしてきました。

今の会社に愛着があるわけではありませんが、学生時代の就職活動に苦労したこともあり「またあの時のような苦労はしたくないから、辞めずにいられるのなら、今の会社にいさせてもうらおう」と考えていました。

休職中は、毎日散歩に出かけ、神社やお寺巡りが好きなので、京都にもよく足をはこびました。体調もよくなり休職期間が終わりに近づくと、医師から「復職可能」との診断書をもらい仕事に復帰してきました。

5回目の休職は、2週間ほどで体調がよくなったので、医師から「復職可能」との診断書をもらい、今まで通り復職出来ると思っていたのですが、会社側から「いつ、また体調が悪くなり、休んでしまわないように」と休職の延長とリワークプログラムへの参加を勧められたのです。

就労移行支援事業所との出会い

リワークプログラムへの参加といわれても、どこで何をしたらいいのかわからなかったので、インターネットで見つけた就労移行支援事業所へとりあえず見学にいきました。職員の方に休職の経緯とリワークプログラムへの参加を勧められたことを話すと「ぜひ、うちがいいですよ」と歓迎してくれたので、支援を受けることにしました。

就労移行支援事業所では色々なことを学べるようになってます。私はIT会社へ勤めているものの、正直プログラミングはもうやりたくなかったのですが、今後のことを考えて、Javaプログラミングを学習することにしました。

「復職を目指してはいるが、プログラミングはもうやりたくない」ことを職員の方へ伝えたところ「障害者手帳を取得して、別の業界へ転職する道もある」と、いくつかの求人票を見せ、障害者手帳を取得することで、障害者枠として雇用されることを教えてくれました。

私は、転職について頭になかったのですが「障害者枠で転職するものいいかもしれない」と、求人票をみながら心が揺れました。復職か転職か、どちらが自分にとって幸せだろうか。誰かに相談してもきっと「転職したほうがいい」といわれるでしょう。「嫌な仕事を続けるほどバカなことはない」とわかってはいますが。

それでも私は「復職」を希望しています。何にこだわっているのか、自分でもよくわかりません。入社した時からずっとお世話になっているある方がいます。病気になったときも何かと気に掛けてくれ、私の復帰を待ってくれています。その方へのご恩を感じて辞めれないのか、今までのキャリアを手放し、違う場所へ行くのが怖いと感じているのか。世界は1つではないとわかっているのに、踏み出す勇気がないのです。

次のステージへ

復職ができたとしても、どれくらい勤められるかはわかりません。また長期の療養が必要になったときは、もう休職という手段は使えず、次こそは退職を余儀なくされるでしょう。そのときは潔く次の世界へ飛び込みたいと考えています。その際、就労移行支援事業所の支援を受けながら、自分を見つめ直し、転職活動を進めていきたいと思います。

Lovey

Lovey

抑うつ状態と診断されて、現在休職中です。
復職か転職かを悩みながら社会復帰を目指しております。
水族館巡りが好きです。好きな動物はイルカ、シャチ、ペンギン。
最近は、お寺や神社のパワースポット巡りもしております。

うつ病

関連記事

人気記事

施設検索履歴を開く

最近見た施設

閲覧履歴がありません。

TOP

しばらくお待ちください