双極性障害とのつき合い方
双極性障害(躁うつ病)出典:Photo by ANIRUDH on Unsplash
自分は双極性障害と診断されています。診断される前と診断された当初は、気分の波に振り回されてばかりいました。しかし、今ではそういったことはかなり少なくなりました。そんな自分が、普段の生活で心掛けていることを3つ紹介しようと思います。
1.規則正しい生活を送ること
まず1つめは規則正しい生活です。起きる時間、ご飯を食べる時間、趣味を楽しむ時間、薬を飲む時間、寝る時間を決めて、そのとおりに毎日の生活を送ることです。これは気分が、少し沈んでいるときも逆に少し躁気味になっているときでも、できるだけ同じ生活を送るようにしています。こうすることで、自分は気分の波に振り回されなくなったように思います。
しかし、友達と遊びにいくといった何かしらのイベントがある日もあります。そういうときはあまり厳格に守ろうとしないでいいと思います。次の日から普段通りの生活を送ることができるなら気にしすぎる必要はないです。
ただし、徹夜だけは絶対にしないようにしています。主治医曰く1日の徹夜で躁転してしまうこともあるらしいので。
2.薬を正しく飲むこと
2つめは当たり前のことですが、医師に出された薬を正しく飲むことです。オーバードーズしないのは勿論のこと、食後のものは食後に、就寝前のものは就寝前に、処方された通りに正しく飲みましょう。
薬を正しく飲まないと、今出されているその薬が自分にあっているのか、あっていないのかといったことも分かりません。それが分からないと治療が無駄に長引くだけなので、薬は正しく飲みましょう。
薬を飲むと、日中の活動に支障をきたしてしまうような副作用が出る人は、主治医にきちんと相談してください。自分の判断で勝手に減薬や断薬すると危険な薬もあります。
しかし、人間なのでうっかり忘れてしまうこともあると思います。そうならないために薬を飲む時間を決めて、規則正しい生活を送ることが大切だと思います。
自分は薬を飲む時間を決めることと、薬を飲んだ時間を記録することで、服薬を忘れないようにしています。また、薬を飲む時間を決めることで食事の時間と寝る時間の固定にもつながり、規則正しい生活への第一歩になります。
3.1日の気分を記録すること
3つめは1日の終わりに、その日の気分を5段階で評価し記録することです。-2が鬱、0が普通、+2が躁、といった具合にその日の気分を自分は紙に記録しています。気分と一緒に起床した時間と寝た時間、薬を飲んだ時間、その日のイベントも記録しています。
こうすることで自分の気分が落ち込んだときや、逆に上がってしまったときに、その原因をあとからふりかえって考えることができます。自分がどのようなときに気分が沈み、どのようなときに気分が上がるのか把握しておくことで、気分の変調の予防にもつながります。
さらにこういったことを記録して、おけば次回の診察の時にスムーズかつ正確に自分の様子を伝えることができます。そうすれば、薬の調整も効果的におこなうことができると思います。
最後に
自分はこれらの対策をすることで、気分の波に振り回されることがほとんどなくなりました。さらに生活リズムが整ったことでからだはとても健康になりました。双極性障害は一生つき合っていかなければならない病気です。しかしこういった対策で、からだと精神への負担が軽くなるなら、なんとかやっていけそうな気がします。
この記事であげたことが、双極性障害を持つ方の誰にでも当てはまるかは正直なところ分かりません。ただ、自分はこのような対策で症状がかなり改善しました。今では週に4日から5日就労移行支援に安定して通えるようになりました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。この記事が読んでくださった方の何かの参考になれば嬉しいです。
双極性障害(躁うつ病)