発達障がい〜神からの贈り物〜

ギフテッド(高IQ+発達特性)の困りごと=私自身の経験(『発達障がい~神からの贈り物~』第84回)

発達障害

画像:Photo by Jess Bailey on Unsplash

『発達障がい ~神からの贈り物~』 第84回 <毎月10日連載>
今回は私自身の幼少期の困りごとについてまとめてみたいと思います。あなたの周りにも一人や二人はいるかも知れませんね。もしかしたらあなた自身とよく似た経験かも。

私は幼少の頃から身体が弱く、しかし知能の発達は速かったようです。絵やパズル遊びが得意だったようで大人たちから感心されることが多かった。私の中にも、大人たちは頭が悪い、なんて思いがぼんやりとあった。

小学校に入学すると勉学で躓くことはなかったものの多くの問題が発生。先ずは忘れ物。小学6年間で忘れ物がなかった日は1日もなかったかも。同様に宿題をした記憶もほぼなし。

低学年時の担任にはいつもよそ見しているのに試験はいつも満点で、親に苦情がきたらしい。その次の担任からは、計算問題を必ず1番で終えることにカンニング疑惑をいつも持たれていた。

他の問題としては、図工の時間の後片づけができない。道具をあちらこちらに置き忘れてなくしてしまう。机の引き出しやそれぞれに割り当てられた棚の中もいつもごちゃごちゃ。とにかく整理整頓ができない。

小学4年生の時にある事件があり、苦手な科目がないと嫌われたり虐められたりすると考え、国語の勉強をやめる。

あと、授業中に先生の間違いに気づいて指摘して、先生に目をつけられたことも。妹の算数の答案用紙の中にも間違いがあるのに気づいて教育委員会を揺るがすほど大事になって、妹にまで不憫な思いをさせたりもした。

今振り返ってみると宿題もせず毎日忘れ物をして、授業中はよそ見しながら点数は稼ぎ、先生の間違いを指摘するなんて、教員からすると屈辱的な思いをさせたんだろうなって思えるけど、小学生だった当時の私には少々辛かったね。

一方で、放課後はずっと遊んでいた記憶がある。一旦家に帰る訳でもなく暗くなるまでずっと遊んでいた。帰るとクタクタで宿題の存在も忘れ、連絡帳も開かずに寝た。(道理で忘れ物や宿題が問題になる訳だね。そう言えば連絡帳もうまく書けなかった。家で見返しても必要なことが抜けていたり、なんて書いてあるか判らなかったり、)

そんな風にそれなりに毎日好きなことに夢中になれていたから大きく道を外れなかったのかも知れないようにも思える。

以上、一例として私の経験を記してみた。もちろんこれが全てではない。ギフテッドは放置され易いのでサンプリングもまだまだな状態。できれば皆さんからの情報をお願いしたいくらい。

次回は私の経験も含めてあるあるなエピソードを連ねてみたい。

公式ブログ https://ameblo.jp/suzie-net

Kei(ケイ)スズキ

Kei(ケイ)スズキ

★個人学習塾えるすた講師
★いずみハッタツ友の会代表、高知大学農学部卒
★過去職歴:放送ディレクター、スタジオ・ミュージシャン、カメラマン、道化師、学習塾経営、Webプログラマーなど
★10年の鬱の後に発達障害の診断を受ける。現在はピアカウンセリングサポートにも積極的に関わる。自称『人生を楽しむパイオニア』
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