チョコレートの健康効果~うつ病改善の効果も
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チョコレートの甘さは恋する人たちのような温かい味なのでしょうか。2月14日のバレンタインデーが近づいてきました。世間では、百貨店のバレンタイン会場へ高級チョコレートを買い求めて多くの方が大混雑にめげずに並びます。本記事はチョコレートが心と体の健康にどのような影響をもたらすかを紹介します。
チョコレートの健康効果
チョコレートにカカオポリフェノールが含まれています。カカオポリフェノールの効果は、癌や動脈硬化を防ぎ、高血圧の改善、心臓病のリスク低下などがあります。
一般的にチョコレートは肥満や虫歯の原因になると思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、チョコレートにはカカオバターが含まれており、その油分によって少量でも満足感があります。そのため、油脂の多いケーキを食べるよりもチョコレートの方が少量ですむので、結果としてダイエット効果につながります。また、虫歯の予防と進行を抑える効果があり、虫歯の原因菌であるソブリナス菌を抑える作用があります。
さらに意外な作用として、美容にも良く食物繊維やミネラルが多く含まれており、便秘を改善するので女性に嬉しい食品でもあります。
精神の効果
チョコレートのやさしい香りには、暗記力と集中する力が上がると言われています。受験生は勉強にひと段落付くと、チョコレートを食べるのも理にかなっていることですね。
他にも、チョコレート摂取することによって脳由来神経栄養因子(BDNF)が上昇することでうつ病に有用です。ちなみにBDNFはざっくりといいますと、神経の栄養素です。ある実験では、高カカオチョコレートを25グラム、毎日摂取することで、摂取前後の体重や血圧、脂質や糖の代謝やBDNFの変化を確認することができました。この結果から、うつ病だけではなく、アルツハイマー型認知症にも有用と期待されます。
しかし、パニック障害の方は、チョコレートに含まれるカフェインの働きによって、症状を起こしやすくなりますので注意した方がよいです。そのため、全ての方々がチョコレートによって健康な働きを得られるとは限りません。
いかがでしょうか。チョコレートはただ単に甘いだけではなく、心身ともに良い働きを期待できます。とは言え、食べ過ぎは依存症になると言われますので、バレンタインにチョコを沢山もらった方はいっき食いには気をつけましょう。それでは、バレンタインデーが幸せな日になるようにささやかな期待を胸に膨らませましょう。
参考文献
チョコレートでうつ病改善や認知症予防が可能になる?
http://getnews.jp
【2013年2月号】 良薬は口に美味し?恋にも健康にも効くチョコレートの驚異!
http://www.yomeishu.co.jp
チョコレート・ココア健康講座
http://www.chocolate-cocoa.com