バイオリズムで自分の調子をコントロール
暮らしバイオリズムとは
バイオリズムとは、「生命」を意味する(バイオ)と、「規則性な運動」を意味する(リズム)の合成語で、生命体の生理状態、感情、知性などは周期的パターンに沿って変化するという仮説、およびそれを図示したグラフです。
人間の場合は、身体(physical)、感情(sensitivity)、知性(intellectual)の三種類の波を用いて説明されることが多く、頭文字P、S、Iと表記されます。各リズムは、誕生日を基準とする同じ振れ幅の正弦波として表され、身体リズムは23日、感情リズム28日、知性リズムは33日の周期を持っています。
これらのリズムは、一定の周期で繰り返されるため、未来の自分の身体や精神の状態を前もって知ることができるとされ、その時の波形の高低で高調期と低調期に区別されますが、高調期と低調期の切り替わり点は体調が変動しやすいとされ、注意が必要な日とされます。
身体のバイオリズム
23日周期:体力、耐久力、抵抗力、スタミナ、エネルギー、勇気など
スポーツ選手、肉体労働、立ち仕事など体を使う仕事をしている人は、このリズムをより強く感じます。高調期は、生命力に溢れスタミナもあるように感じます。労働も楽に感じスポーツでも良い成績をあげられます。交替期は不安定で健康面では抵抗力も落ちます。低調期に入るとパワーが落ち疲れやすく普通よりも長い休憩をとり無理をしないのが良いでしょう。
感情のバイオリズム
28日周期:感情、気分、神経、直感、ムード、感受性、反射力、創造力など
感情のリズムが特に重要なのは、教育者や看護人、接客業の人など、人と関わる職業の人です。高調期は感情面が活発でポジティブな考えができます。そして楽観的、肯定的な考えを維持するのが楽でしょう。高替期は混乱する傾向があります。感情の揺れがあり、些細なことにイライラしたり不機嫌になったりします。低調期に入ると意気消沈し、怒りっぽくなります。何事も悲観的に受け止めがちですので、この時期には人生の大きな決断をしない方が良いでしょう。「低調期だから仕方ない」と考え込まない方が良いでしょう。
知性のバイオリズム
33日周期:知力、思考力、記憶力、分析力、判断力、集中力、構成力など
頭を使う仕事に影響を及ぼすリズムです。文筆家、学生、ジャーナリストなどは、このリズムに敏感になります。高調期では知性が冴えます。考えをまとめることができ、学習もはかどるでしょう。交替期には、テンションが下がり反応が鈍くなります。低調期も、精神に活発さがなくなり、すぐに落ち込みます。
調子の波は誰もが生まれながら持っています。調子が良い時もあれば、悪い時もあります。ですから、低調期に「退職」や「退学」といった大きな決断は避けましょう。バイオリズムを特に活用できるものは、スポーツや学習などもありますが、社会人として自分の現在の調子、そして今後の調子の事も考えて行動すると良いでしょう。自分のバイオリズムはこちらのサイト(http://calc-site.com)で計算することができます。ぜひ参考にしてみてください。ご覧いただきありがとうございました。