広汎性発達障害の特徴を知って、就職を目指そう

仕事 発達障害

出典:https://www.photo-ac.com


皆さん、発達障害にも色々な種類があるのはご存知でしょうか。

私は高校一年生の頃、体調不良と精神的に不安定な時期があり、学校もしばらく休んでいました。最初はうつ病だと思っていて、心療内科に通院し始めましたが「広汎性発達障害」と診断されました。それから周りの人と比べ劣等感を覚え、自信をなくした時もありました。

広汎性発達障害ってどんな特徴なのか?安定して仕事できるのか?今になってようやく自分で理解してきたのでお伝えします。

広汎性発達障害の特徴



①コミュニケーションの困難
言われたことを額面通りに受け取ってしまうため、発言の真意が読み取れないことがあります。冗談を理解できず、傷つく時があります。その他にも特徴として、幼少期に言葉を扱えるようになるまで時間がかかる、相手の言葉をオウム返しする、独り言を繰り返す、などが見られます。

②対人関係の困難
周囲に関心を持たない、積極的に馴れ馴れしく関わる、相手の気分を悪くするようなことを悪気なく言う、など対人関係を円滑に構築できないといった特徴があります。

③こだわりが強い
臨機応変な対応ができない、自分なりの順序や方法にこだわる、初めての環境に強い不安を示す、興味のある分野に強い関心を示す、という特徴があります。


強みを活かして仕事をする



得意、不得意がハッキリしています。自分のできること、得意分野を活かせる職を見つけることが大切です。自分の得意分野が分からない方は自己分析をしてみてはいかがでしょうか。過去の経験をもとに自分のできること、できないことをノートに書きだしてみるのがオススメです。

興味があることや好きなことに対しては、こだわりが強いことが多いので熱中して何時間でも集中して作業することがみられます。好きなことや規則性のあるものに関しては、特に高い集中力を発揮することが多いです。


就労移行支援事務所を利用する



自分には何ができるのか、何が向いているのか、何がしたいのか、分からない方が多いのではないでしょうか。一人で就職活動をするのが困難な方は就労移行支援事務所に通い、自分の可能性を知るのも一つの手だと思います。

私は現在、とある就労移行支援事務所に通所しているのですが、自分の障害を理解してくれるスタッフさんが就職活動のサポートをしてくださっています。そこでやりたい仕事、できる仕事が見つかるとモチベーションも高くなるでしょうし、仕事を長く続けられると思います。

面接や企業見学の際、企業側へ自分の障害の特性や配慮してほしいことを伝えることがとても大事になってきます。自分のことを理解してくれる環境ならとても仕事がやりやすいでしょう。

発達障害の特性を活かせる為に、まずは自分の内面を理解することです。また、どのような環境であれば仕事ができるのか、色んな角度から自己分析をしてみるとよいでしょう。例えば、自分の長所や短所、得意な事や苦手な事などを知ると、向いていることやできることが分かってくるでしょう。

また、就労移行支援事務所によっては企業実習に行けるところもあります。企業実習に参加するメリットとしては、今まで知らなかった自分の一面を知ることで自己分析に繋がります。社会の雰囲気に慣れることもできます。運が良く企業側に気に入ってもらえたら、そこで就職なんてこともあるかもしれません。

現在、就職活動に悩まれている方、焦らずに自分のペースで前に進んでほしいと思います。

たくや

たくや

大阪府出身、21歳。5年程前に広汎性発達障害と診断されました。
趣味は、ジャズやR&B、ゴスペルなどを聴いたり歌ったりすることです。
好きなアーティストは鈴木雅之さん、マライアキャリー、小柳ゆきさんです。

広汎性発達障害

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