つらい気持ちと向き合う〜HSPと、ともに。<vol.3>
HSPと、ともに。vol.3 <毎月1日連載>
「HSPとは?〜HSPと、ともに。vol.1」はこちら
「ストレスがたまりやすいやすいのは、境界線が薄いから〜HSPと、ともに。vol.2」はこちら
つらい、悲しい出来事は誰でも経験したくありませんが、感情に敏感すぎるHSPの場合、あまりにも耐えられないつらい感情などを、麻痺させてしまうことがあります。
感情、感覚を感じないように、本や空想の世界に逃げ、自分を守る方法をとります。スピリチュアルな体験をしてしまう場合もあります。そして、それが溜まっていくと、体に不調となって現れます。
体の痛みに目を向けることで、心の痛みを感じないようにしているのです。それが、心の病につながることもあります。ですから、いろんなストレスに敏感な人は、感情は溜めずに出した方が良いのです。
私はかなり長い間、感情を麻痺させてきました。悲しい出来事を受け入れられずに拒絶して、心と体が固まってしまうのです。感情はなく、夢を見ているような感じになります。泣いたり、叫んたりしたら楽になるのになーと思いながらも、感情がない感じになってしまいます。現実ではない感じです。
出来事を受け入れられず、また、感情を出すこともなく、体の中に溜まっていくので、体がだるく呼吸が苦しくなったりします。これはこれで苦しい状態です。
こうなったら深呼吸をしたり、自然に出かけたりして心と体を癒します。今まで、極限まで溜めてしまってパニック障害を発症したり、体をこわしたり、原因不明の痛みとなって苦しんだりしました。今ではHSPの仕組みが分かってきたので、無理はせず、発散させるようにしています。ノートに感情を吐き出してみたり、音楽を聴いたり、人に話を聴いてもらったり。なんでも良いので、感情を溜めずに出した方が良いです。後々、もっと大変な病になるかもしれません。
自分では気づかなくても、体に痛みがあるということは、心にも痛みがあるということに、最近気づきました。
発達障害 パニック障害・不安障害