障害者が作る雑貨専門店、障害者と共に店舗運営へ〜東京・武蔵野市「マジェルカ」
仕事吉祥寺の雑貨ショップが8月から障害のある人たちの仕事の場に
これまで障害者施設で作られた製品は、「売る場所が無い」「同情で買ってもらう」などの問題があって、良いモノを作って販売していくということが難しいという現状がありました。
また、全国の福祉施設で働く障害者の作業の対価として支払われる工賃は、月額平均15033円(厚労省調査による平成27年度実績)程度しかありません。
支援相手ではなくビジネスパートナーとしての関わり
吉祥寺の雑貨屋・レンタルギャラリー「マジェルカ」は、日本全国の障害者施設で作られた雑貨製品のセレクトショップとして2011年に開業しました。
代表の藤本光浩さんは、彼らが作る魅力の高い商品に出会って驚き、「これはもっとちゃんとした価値として世の中から受け入れられるのでは」と感じたことがきっかけでお店を始めました。
藤本さんはお客様に欲しいと思ってもらうためのブランディングにこだわながら、日本全国の障害者施設から商品を集めています。吉祥寺というお洒落な街でたくさんのお客様に触れてもらえるということもあり、今では全国70か所以上の施設に取引が広がっています。
マジェルカ自体を障害者の働く場に
マジェルカは、これまで障害者の応援として行ってきた販売活動自体に当事者自身にも関わってもらうことで、活動をさらに広げていきたいと考え、今年8月に障害者を雇用する就労継続支援A型事業所として生まれ変わりました。
「障害者が働く姿をより世間に知ってもらいたい」そんな思いで新たなチャレンジをスタートされました。障害のある人たちが持つ力と可能性を開くマジェルカさんの今後の取り組みに注目と期待が集まります。
【マジェルカ】
東京都武蔵野市吉祥寺本町3-3-11
中田ビル1・B1F
営業時間:11:00〜19:00
Tel:0422-27-1623
Mail:info@majerca.com
URL:http://www.majerca.com