障害者の職業評価とは?就労に向けての適性を知ろう
仕事平成28年4月に障害者差別解消法が施行されました。この法律によって、障害がある人に対して、就労において配慮することが努力義務となりました。さて就職試験を受けるにあたり、どんな仕事が適性かが心配になりますね。そんな人たちに是非勧めたいのが職業訓練の中にある職業評価です。これは地域障害者職業センターが行っています。今回はこの職業評価について紹介しましょう。
職業評価とは?
そもそも職業評価とは就職を希望する障害のある方を対象に受けるものです。職業能力を把握するために評価を行い、これによって個人の支援計画をまとめていくのです。対象者は20代~50代までの発達障害や知的障害など障害を持つ人であればだれでも構いません。また障害者手帳が無くても利用が出来ます。
職業評価を受ける人の理由は様々で、仕事を辞めて「障害者雇用で働く」事を決めたとか、「主治医に紹介された」などがあるようです。
職業評価の内容は?
職業評価は心理テストのようなもので実際に仕分けやペグをはめる作業などを半日をかけてたっぷりと行います。これによってどの職業に適して言えるのかを評価するのです。
この特性をまとめる作業は自分と向き合う事が必要なので精神的に辛い部分がありますが、担当カウンセラーと担当コーチがいてしっかりとサポートしてくれますので心強いです。訓練後は障害者就業・生活支援センターを通して相談しながら職を探します。障害者センターに相談に乗ってもらうことも可能ですし、必要に応じてジョブコーチもつけてもらえます。
料金もかからないので、就職や転職で困っている人はぜひ一度行ってみてはどうでしょうか?私はまだ行ったことが無いのですが、支援施設で進められたので一度行ってみようと思っています。
職業評価を受ける場所はどこにある?
職業評価を受ける場所は各都道府県にあります。受ける場所は「地域障害者職業センター」で、様々な支援を行っています。例として3つ紹介しましょう。
①職業相談・職業評価
上で紹介したものですね。カウンセラーが就職する希望などを聞いた上で、就職活動を円滑に行えるように適切な職業選択が行えるよう、職場で安定して働き続けられるように相談や助言をしてくれます。
②職業準備支援
センター内での作業支援、職業準備講習カリキュラム、自立支援カリキュラム(精神障害の方のみ対象)を行いスムーズに就職、職場適応出来る様に自信をつけてくれます。
③リワーク支援
これはセンター内プログラムと事務所での支援の二つがありそれぞれの支援があります。この支援でスムーズな職業復帰をサポートします。
他にもたくさんの支援を行っていて、障害を持つ方の就労をバックアップしてくれます。一度行ってみる事をお勧めしますが、まずはお近くのハローワークにお問合せして相談してみるとよいでしょう。