雌株を入れた味噌汁で疲労回復に
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みなさんはどんな味噌汁が好きですか?味噌汁の中身といえば、あさりやなめこ、豆腐、わかめなどを良く見かけますね。今日はあまりなじみがないのですが、雌株の味噌汁について紹介したいと思います。では雌株の味噌汁にはどんな栄養が入っているのでしょうか?
そもそも雌株って?
雌株はわかめの根元部分(胞子葉)です。別名、わかめの芽と呼ばれています。昔は処分が大変だったため、不要な部分として捨てられていたようですが、今は様々な優れた効能を持っていることで知られています。
生産地は、北海道から九州まで広範囲にわたるので、地域によって呼び方は様々です。スーパー等ではプラスチックパックの詰めや袋詰めで売られています。パックの詰め方で考えると納豆の詰め方と少し似ていますね。
雌株はミネラル分が多く、コリコリとした歯ごたえと独特なヌルヌルが特徴で海の珍味として好まれています。食物繊維が豊富で、食物繊維のフコイダンやアルギン酸は、生活習慣病の予防や改善に役立つ成分として期待されています。その他、口臭や体臭等の身体からの臭いも制御、抜け毛の防止もしてくれるのです。
ねばねば食品の効果
栄養豊富な雌株ですが、納豆やオクラ、とろろと同じ、ねばねば食材です。実はこのネバネバの正体は「ムチン」という粘着物質で多糖類とタンパク質が結合したものです。その為効果は絶大です!期待される効果は6つあります。
・疲労回復
・血液をサラサラにしてくれる
・消化の促進
・アンチエイジングにお勧め
・便通をスムーズに
・美肌効果
障害や病気のために疲れやすい人にとっては、疲労回復に役立つので効果的だと思います。さらにアルギン酸が入っていてうつ病の回復にも効果があるんです。フコイダンと言う成分で免疫力を高める効果があります。さらに味噌汁にして食べることで、熱すると流れ出してしまう栄養素も汁ごと飲み切ることができます。そのおかげで効果的に栄養を摂取できるのです。
私の家庭の場合、味噌汁はインスタントではなく出汁から作りますので出汁の栄養も取ることができます。それにカツオと煮干しの出汁が多いので疲労回復にも効果的です。さらに気分や感情の状態を改善する効果があるのです。これはうつ病に悩まされている人たちも効果的です。
雌株のおいしく食べるには
雌株の好き嫌いが分かれる食材であると思います。私も幼い頃は雌株はあまり好みではなかったのですが、今は、工夫しておいしく食べるようにしています。そこで三つのお勧め食べ方を簡単に紹介します。
①味噌汁でねばねば軽減
ねばねばが嫌いであれば味噌汁にするとねばねばはあまり感じません。また、めかぶ茶やスープにすると汁ごと効能を得ることができます。
②ねばねば同士の化学反応で最強に
ねばねばが好きであれば、納豆やとろろと一緒に混ぜるのも良いでしょう。高い栄養価を持つことで知られている納豆ですが、雌株と組み合わせるとより一層生活習慣病の予防になります。さらに雌株のサポートもしてくれます。私は、とろろと雌株と醤油を混ぜてご飯にかけたり、ぶっかけうどんにするのが好きです。ぜひお試しください。
③キムチと合わせてダイエットに
ダイエット効果を得たい場合はキムチと合わせても良いかもしれません。キムチは発酵食品ですので乳酸菌が入っています。そのため、便秘解消効果を得られます。さらに脂肪燃焼効果のカプサイシンを含んでいるので、ダイエット効果にもつながります。
ねばねば食品である雌株は、味噌汁でいただくなど様々な食べ方ができますね。雌株の味噌汁には、さらに生姜も入れると冬も越せる第一歩となります。ぜひ栄養豊富な雌株を食べる習慣をつけてみませんか?