タラソテラピーとは?海の力は偉大!フランス発祥の自然療法

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出典:https://www.photo-ac.com


タラソテラピーという言葉は知っていますか。タラソテラピーとは、海に近い気候で、海水・海泥などを用いて行う自然療法のことで、フランスでは医療法の一種として一般的に親しまれてきました。今回はその効能についてご紹介します。

ギリシャ語の「タラッサ」=「海」と、フランス語の「セラピー」=「療法」から名づけられました。生理世物学者ルネ・カントン氏の研究によって、1907年に最初の海洋診療所がパリに開設され、1916年には、フランス医学アカデミーが、自然療法として定義づけたことから、様々な自然治癒力を引き出す医学療法として広まりました。現在では約250万人多くの人々が利用しています。

タラソテラピーとはどんな治療法?



①海水
塩分濃度が非常に高く、体の深部の体温を保つので、出た後も体が冷えにくく、また、ミネラルを直接皮膚から取り込むことができ、最も手軽に行えます。触れるだけでも、血行促進、殺菌、保温、効果やリラックス効果があり、海につかる事で、体幹を鍛えることもできます。
 
②海藻
海藻には、ビタミンやアミノ酸が豊富で、食べて吸収することにより、老廃物を排出する効果や、細胞の循環機能を高め、美肌効果があります。
 
③海風
海水成分の微粒子を含んだ大気は、海水と同様の効果のほかに、無機物が少なくきれいな空気なので吸い込んだり、浴びることによって自律神経を整えたり、鼻やのどなどの呼吸器系の改善に効果ががあります。

④海泥
海泥にも海水と同じように豊富なミネラルが含まれているだけでなく、海水には溶け出しにくい微量元素も豊富に含まれています。また、植物性・動物性の様々なプランクトンが生きています。海泥を利用することで、豊富なミネラルと有機物の優れた栄養素を同時に吸収することができます。
 
自然治癒力を高めるだけでなく、様々な効果がありますが中でも、アトピーと自律神経失調症にはとても効果的です。他にも、リウマチ、胃腸炎、小児コレラ、無栄養症、栄養失調、皮膚疾患などにも高い効果があり、交通事故での後遺症をタラソテラピーのリハビリで治した例もあるそうです。


自宅でもできるタラソテラピー


 
海を最大限にいかしたタラソテラピーですが、近くに海がない場合も自宅で再現できるそうです。

①天然塩を用意します。海水の塩分濃度は3~3.5%なので、家庭のお風呂の場合は、少なくとも水1lに対して8g(0.8%濃度)の天然塩を入れましょう。

②準備ができたら、お湯の温度は、ぬるめの37℃に設定し、20~30分くらい、うっすら汗をかくまで入ります。半身浴の要領で、天然塩の成分を肌から吸収させる気持ちでゆっくりと入ります。この時、用意ができれば海水と同じ濃度の塩分の水を霧吹きで作り、顔や体に散布してみましょう。

③波の音や潮の香りを再現するために、防水プレーヤーで波の音を聞いたり、海の香りのソープなどを使用してみましょう。

タラソテラピーと聞くとなんだか難しい感じもしますが、実際は海に足をつけたり、砂浜を歩くだけでも、私たちにとって嬉しい効果をもたらしてくれます。この機会に是非、全身で海を感じてみましょう!


参考文献

海水に入る海洋療法、タラソテラピーのストレス解消、健康効果
http://communication-relationship-skill.com

せいぞんほうほうのたんけん
http://seizonhouhounotanken.com

ぽてと

ぽてと

大阪府出身 20代。現在は障害者雇用での就活中です。絵を描くのと、ごろごろするのが好きです。思わずふっとなるような記事をかけたらいいなと思います。よろしくお願いします。

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