口呼吸の人はインフルエンザにかかりやすい!?~あいうべ体操で鼻呼吸に
暮らし出典:https://www.photo-ac.com
皆さんは鼻と口のどちらで呼吸をしていますか?今回は口呼吸から鼻呼吸に改善するトレーニングである「あいうべ体操」を紹介します。
息を吸うときのプロセスの違い
鼻呼吸…繊毛や粘液で異物をろ過した後、副鼻腔で温められ加湿された空気が肺に入ります。
口呼吸…乾いた冷たい空気が異物が十分にろ過されずに肺に入ります。このように、口で息を吸うとフィルターを通さないのでウイルスなどが体内に入りやすくなりインフルエンザなどにもかかりやすくなります。
口呼吸になる主な原因
①声を出す機会の減少
パソコンや携帯電話、スマートフォンの普及によって、メールやLINEやSNSなどの声を出さないコミュニケーションツールが多く使われるようになった結果として、声を出す機会が減少している人が増えています。
②咀嚼回数の減少
加工食品などの柔らかい食品の普及によって、現代人の咀嚼回数は減少しています。
③アレルギー疾患の増加
花粉症やアレルギーによって鼻の通気性が悪くなって鼻呼吸がしづらくなります。
「あいうべ体操」のやりかた
①「あー」と大きく口を開く
②「いー」と大きく口を横に広げる(上下の前歯が全部見えるくらい)
③「うー」と強く口を前に突き出す(上下の唇を前に押し出す)
④「べー」と舌を突き出して下に伸ばす(舌先があごの先に届くくらい)
①から④を1セットとして、毎日30回し続けることが勧められています。
私は1年前にヨガの先生にこのトレーニング法を教わって以来、毎日入浴時に30セット行うようにしています。このトレーニングの継続によって、次第に鼻呼吸ができるようになりました。口呼吸になってしまいがちの方は、ぜひこのあいうべ体操を試してみてはいかがでしょうか?
参考文献
あいうべ体操で口呼吸を鼻呼吸に改善 - みらいクリニック
https://mirai-iryou.com
口呼吸について - 日本病巣疾患研究会
http://jfir.jp