うつ症状が出ているときに避けた方がいい5つのこと
暮らしうつ症状が強く出ているときは、なにをするにも億劫で、お風呂に入ることですらかなりのエネルギーを使うかと思います。そんな時、さらに悪化させないために、私なりに避けた方がいいと思う行動をお話しします。
悲しいニュースを見る
ただでさえ気分が下がっているときに、「殺害」「死亡」などの文字を見ると、さらに気分が下がってしまいます。感度が増しているので、刺激の強いニュースを見るのは、できるだけ避けた方がよいでしょう。
人の愚痴を聞く
うつ症状が強いときは、正直、人の愚痴を聞く余裕などありません。ましてや、人に会うことすら辛いものです。「せっかく話しているんだから、ちゃんと聞かなきゃ」と無理をして話を聞くと、さらに気分が落ち込む可能性もあります。苦しいときは、今は辛いということをしっかり相手に伝えて断りましょう。
ネットで「うつ病」に関することを延々と検索する
自分の症状などを調べていると、いろいろなことが気になりだして、気づけば1時間も携帯を触っていた…なんて方もいるかもしれません。わたしもそのひとりでした。しかし、結果的にいい答えが見つかった試しはなく、ネットに答えはないと思っています。根拠のない情報がたくさん溢れていて、どれが真実なのか分からないからです。嘘も、非難する言葉も、たくさんあります。わたし自身、「うつは甘え」「逃げているだけ」という文字も何度も見て、その度に「やっぱりそうなのかな」と落ち込みました。ですが、今は情報に振り回されることに疲れ、病気に関することは一切調べなくなり、それについて悩むことはなくなりました。不思議と自分の中で踏ん切りがついて楽になったため、やめるという決断をしてよかったと思っています。
無理に身体を動かす
身体が重くて動かせないときに、無理に身体を動かそうとすると、さらにしんどくなってしまいます。もし動かせたとしても、すぐにしんどくなる→こんなこともできないなんて→自分はなんてダメな人間なんだ、という負のスパイラルに陥りやすくなります。身体が重いのは、それだけあなたががんばってきて、今は休むことが必要というサインです。勇気を出して休んでください。そして、少し動けるようになったら、小さなことでもいいので、自分を思いっきりほめてください。「できた」ということが、次の行動への原動力になります。
過去と今を切り離そうとする
家にずっといると、過去のことを思い返すことが多いと思います。辛かったことが頭の中を何度も駆け巡って、その度に涙が頬を伝う。そして忘れたい忘れたいと思うことほど、忘れられないものです。一時的に忘れようとしても、ふとした時に蘇って来ます。そんな時は、「あの時の自分は、精一杯がんばった結果。あの時の自分も含め今の自分がいる」と過去の自分を認めてあげてください。そうすれば、徐々に過去の自分を受け入れられるようになり、過去に執着しなくなります。
まとめ
うつ症状が出て動けない時は本当に辛いですね。無理に動こうとせず、「今は休むとき」と言い聞かせて、できることからひとつずつやっていきましょう。休むことが回復のいちばんの近道です。