障害者が多い国はどこ?
発達障害私は地理分野が好きなので、面積が広い・小さい、○○が多い・少ない、などに興味を持っています。考えてみると発達障害って日本だけに限らず世界中にいますので、どれだけいるのか?と思いました。実際に発達障害が多い国はどこなのか、その中で日本の順位は何位なのかについてお話したいと思います。
発達障害が多い国は?
発達障害が多い国ランキングは次のようになります。
第10位:ポルトガル(ヨーロッパ)
第9位:中国(アジア)
第8位:ブラジル(南アメリカ)
第7位:オーストラリア(オセアニア)
第6位:カナダ(北アメリカ)
第5位:アメリカ(北アメリカ)
第4位:デンマーク(ヨーロッパ)
第3位:スウェーデン(ヨーロッパ)
第2位:イギリス(ヨーロッパ)
第1位:日本(アジア)
(※自閉症と自閉症スペクトラム率の多い国ランキングです)
ヨーロッパ州の国が結構ランクインしていますが、意外と実は日本がダントツ1位のようです。
なぜ日本に発達障害が多いのか?
日本に発達障害が多い理由にはこんなことが挙げられます。それは「空気を読む」ことです。日本はハイコンテクスト社会と呼ばれ、空気を読まなければならない社会です。反対にローコンテクスト社会がありますが、これはヨーロッパやアメリカに多く、空気を読むことをそんなに意識していない社会です。ハイコンテクスト社会の日本では、空気を読めず、発達障害や自閉症スペクトラムなどの障害者と診断されてしまうのです。障害者は個性が強いですが、空気を読めないことは、個性として通用しないのです。これは障害者にとって不利な社会です。これが原因で障害者となるケースが多いと思われます。
日本における障害者の人数
平成30年現在で、障害者の数は、下記のようになっています。
身体障害者:428.7万人
知的障害者:92.2万人
精神障害者:361.1万人
総計:882万人
身体と精神障害者が多いのが特徴です。
さらに年齢で分けるとこうなります。
身体障害者:18歳未満 6.8万人、18〜64歳 101.3万人、65歳以上 311.2万人
知的障害者:18歳未満 21.4万人、18〜64歳 58万人、65歳以上 14.9万人
精神障害者:25歳未満 36.3万人、25〜64歳 192.6万人、65歳以上 132.7万人
高齢者も含むので、高齢の方が高い傾向にあります。
障害者の人数は毎年増加している傾向にあります。平均寿命が高い日本では、高齢者の障害者の数が多くなってきています。これが日本の障害者の数が多くなってきている理由の1つです。
発達障害の割合は日本が一番多いことがわかりました。障害者はその国の社会と文化の影響により、多い少ないの差が出るかもしれません。世界にはユニークな社会と文化があります。お互いの国の障害者のことを理解し合い、仲良くできれば良いと思います。
参考文献
日本の発達障害が多い理由
https://taijinkankei-nigate.com
内閣府_障害者の状況 障害者白書参考資料 全体版(平成30年版)
http://www.cao.go.jp
発達障害