発達障害の私が思う、メディアやSNSとの向き合い方〜発達障害のASDとADHDを併発しています!<vol.19>
暮らし 発達障害発達障害のASDとADHDを併発しています!vol.19 <毎月1日連載>
先日の兵庫県知事選挙で、メディアvsSNSの話題が取り上げられました。私は感覚過敏や精神疾患があるため、普段ニュースやワイドショーを見ると、自分のことのように感じてしまい辛くなるので、あまり見ないようにしています。しかし、斎藤知事があまりにも話題になっていたことや、兵庫県出身ということもあって気になり、たびたび見ていました。私ははじめから世間とは見方が違って、ものすごく辛かったです。とても上品で誠実なお人柄に思えて、悪いことをする人に見えなかったため、違和感がありました。心配になり、目が離せなくなりました。体調やメンタルなど大丈夫なのかと気になりました。こういう過剰に共感してしまうところがあり、それは発達障害や精神疾患の特性でもあり、私が昔から悩んでいることのひとつです。もともと兵庫県庁や知事の取り組みに興味があったため、SNSで投稿したこともありました。ニュースやワイドショーが辛いなら見なければ良いのですが、気づいたらいろいろとSNSで検索していました。
私は子どもの頃は、教育熱心な両親(特に父)からテレビはなるべく観ないように、と厳しく言われて育ちました。一日1時間、食事中はテレビをつけないなど決められていたため、テレビを観る時間が特別に楽しくて大好きでしたし、好きなタレントさんに憧れたりしました。好きなドラマや歌番組やCMなども、生活に影響するくらいでした。テレビが大好きだったのです。ところがだんだん今どきの若い子は家にテレビがない、あまり観ないなどと聞くことも増えていって、インターネットの普及からそんな時代になってきたのだなと寂しく思いました。私もYouTubeが大好きで、いつしかテレビよりYouTubeを観ることが多くなってきました。スマホでいつでも観られるのと、お手軽に知りたいことが検索できるのはとても便利で楽しいです。会社や個人でも動画を撮るようになりました。情報発信もできるので、仕事にも役立ちます。
楽しいことばかりではないのはテレビもSNSも同じですが、SNSでは誹謗中傷で命を落とされることもあります。投稿やコメントを書くときには画面の向こうには人がいて、心があるということを注意することが大切ですね。それから、依存症にも注意が必要です。発達障害の特性、過集中の影響でもネット、スマホ依存にもなりやすいので、兵庫県知事選挙の時は、知りたいことが多すぎて、依存症になってしまわないか自分でも心配でしたが現在は落ち着いてきました。
メディアとSNS。どちらも楽しいこと、その逆もありますが大変身近で生活にも溶け込んでいるので、注意しながらこれからも向き合っていきたいと思います。
発達障害夫婦の日常
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