障害者に対する偏見~見方、感じ方

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「偏見」と一言でいってもいろいろあります。国籍、年齢、人種、家柄等々ありますが、障害者に対する偏見も多いと思います。ここでは、障害者に対する見方について簡単に触れてみます。

私自身はどうなのか

私は障害者になる前は、障害者に対して目をそらしていました。車いすに乗った身体障害者や、見るからに症状が出ている知的障害者などに対して、心の中ではかわいそうと思いつつも、特に何の手助けもせず見て見ぬふりでした。大変失礼なことながら正直言って、私は当時、健常者で良かったと思っていました。その反面、心の中では何か引っかかるものがあり、自分に何かできることはないのかと考えることもしばしばありました。しかし、自分にはどうすることもできず、知らない顔していました。

自分が障害者になって

私は約20年ほど前から精神障害を患っています。自分が障害者になって感じたことですが、気持ちが辛く、そして体もだるかかったです。身体的には何の異常もないのに、こんなにも辛いのなら、身体障害者はもっと辛いだろうなと思いました。 私は以前、ホームヘルパーの資格を取得するために、知的障害者の施設に実習に行っていました。そこで知的障害の女性がずっと泣いているのを見かけました。彼女は泣くことで何かを訴えているようでした。彼女自身、心も体も苦しかったのだろうなと思います。 また、認知症などの高齢者も偏見で見られることもあります。人は高齢になると認知症がでることもありますが、やっかいな存在として家庭の中では扱われることが多々あります。このことは、他人事ではなく私の祖母も家の中で厄介者扱いされていました。そして、姥捨山のような病院に入れっぱなしにされて、そこで生涯を終えました。 今は健常者でも人はいつ不幸に見舞われるかわかりません。不意の事故に逢い、身体障害者になることも多々あります。また、ストレスから精神障害者になる人も多いです。障害というものを他人事だと思わずに、自分と背中合わせだと考えるくらいのほうが、障害者の気持ちを理解しやすいと思います。

家族や世間の反応

家族は私が障害者であることを隠したがります。私自身はオープンにしてますが、家族の中で特に母は偏見があり、世間体を気にしています。私にとって母の世間体を気にする言動が自分にとって重荷になっています。実際に入院等で家族には迷惑をいっぱいかけ、そのことばかりを言われます。家族には私の精神的、肉体的なしんどさをもっと理解して欲しいです。 私が家族に理解を求めるように、世の中の障害者の方々も、たくさんの人に理解を求めていると思います。残念ながら、世間的に障害者理解はまだまだ不十分です。障害者に対する偏見をなくすための障害者理解といっても、何から始めたらいいのか分からない人も多いと思います。障害者理解に関する啓発活動も十分効果はあると思いますが、まずは一人一人が障害者の心と体の辛さを理解してあげてほしいです。

経験から思い、決めたこと

私は今、障害者支援関係の仕事をしています。その中で障害者として改めて想い、決めたことがいくつかあります。 ①自分に正直になり、障害のことを聞かれても隠さないようにします。 ②障害者の精神的、肉体的な苦しさを理解してあげ、少しでも気持ちが楽になるように気遣ってあげたいと思います。 ③障害は害ではなく個性だと思い、自分の長所に変えようと思います。 以上のようなことを忘れない様にしたいと思います。

まとめ

以上、自分なりの障害に対する見方、感じ方等を書いてみました。これを読まれた方々が障害者の生きづらさを少しでも理解してくださり、障害者に温かいまなざしを向けてくださることへの一助になれば幸いです。

yukoばばあ

yukoばばあ

52歳。30代から統合失調症になる。40代になって強迫性障害も発症する。幻覚、幻聴、妄想状態になり、現実と妄想の区別がつかなくなるが、入院治療と退院後は服薬治療で症状は治まり安定している。強迫性障害は継続中で、すぐに不安になり確認行為が続いているが、少しづつ回復に向かっていると思う。これまでに事務職や相談援助職をを経て、現在人生最後の就職活動中。自分が建てた家の中庭を見ながら過ごす休日に癒されている。

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