ADHDの受診のきっかけとその後

発達障害

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市の就職支援事業に参加して、臨時職員として働きながら就職活動をしていた際に、自分がADHDだと分かりました。診断された時に感じたこと、思ったこと、それから就労移行に行って学んだこと。自分がADHDだと診断され驚いたのと同時に、これからのことへの不安で辛かったです。その不安の中で沢山のことを学びました。

受診するきっかけ

私は、市の就職支援事業での臨時職員だったので、市の就労支援者が面談等を通して就活のサポートをしてくれていました。その面談の中で、発達障害の可能性があると伝えられ、受診を勧められました。想像していなかったことを突然言われたので少し驚きましたが、それ以上に、かなり気を使われていると感じ、その空気感が少し怖く、不安な気持ちになったことを覚えています。

受診を勧められた理由は、職業適性検査の結果が悪かったこと、業務に対していつも強い緊張感を持っていること、電話対応で目立つミスがあったことなど、だと考えています。実際には、あまり詳しく教えてもらえませんでしたが。

職業適性検査の結果は特に悪かったと感じています。就職支援事業のカリキュラムの中で、職業適性検査を受けさせてもらえる機会がありました。例えば、丸の中に点を打ち時間内の個数を図ったり、図形の展開図を見てどの立体になるかを選ぶ問題などです。結果が返ってくるまでは、自分にはどんな適正があるのか楽しみにしていました。しかし、結果は、ほぼすべての課題が最低評価で、どの仕事に適正があるか判別できない状態でした。

また、上の理由以外にも、自分の過去を振り返ってみると、ADHDの特性がでているのでは?と感じるエピソードがありました。幼少期についてはあまり思い出せないのですが、中学、高校時代はテスト勉強や提出物は、ほとんど一夜漬けで、計画立てて物事に取り組むことができませんでした。また、飲食店でアルバイトをした際は、オーダーミスや、鉄板に触ってやけどをよくしたり、お会計の時にお釣りの計算を間違えてしまったことなどの失敗が沢山ありました。

診断結果とそれから

実際に検査を受けてみた結果、複合発達障害(注意欠如・多動症と自閉症スペクトラム症)に伴う、うつ状態と社交不安障害と診断されました。また、医師からは「君が社会で生きていくのは難しい」と言われました。ここまで言われるとは思っていなかったので、怒りや驚きを通り越して、笑いしかでてきませんでした。

診断が出てすぐは、生活にあまり変化がなく、実感がわきませんでした。しかし、少しずつ生きづらく感じはじめました。どこまでが努力不足で、どこまでが障害のせいなのかがわからなかったり、自分は作業が遅すぎて迷惑をかけているのではないかと強く感じてしまいました。障害という隠し事をしながら人と接するのが難しく感じたりすることもありました。

その後、就労支援者の勧めで、任期まで仕事を続けた後、就労移行に行くことにしました。

就労移行に通い始めて

就労移行に通い始めて、計画の立て方や、報連相の仕方など、少しずつ成長を感じています。私の通っている就労移行支援事業所では色々なカリキュラムがあるのですが、その中の「職業トレーニング」と「自己探求研修」について自分の成長を交えて紹介します。

「職業トレーニング」とは、実際の業務を想定しながら仮想業務をこなす訓練です。決められた期間内で業務を遂行するために計画を立てる力や、上司役に報告、連絡、相談を行う力、実際に業務に取り組む力など、一気にたくさんの力が鍛えられます。また、仮想業務の内容は様々で、アンケート結果を集計しその動向を推察して発表することや、シフト表の制作、グループで協力してのパンフレット作りなど、この他にも色々ありました。このトレーニングの中で、少しずつ自分が計画を立てられるようになったり、報連相の際の言い回しがスムーズになってきたりと、ビジネススキルの向上を感じています。

次に「自己探究研修」について紹介します。この研修は基本的に4~5人のグループで行います。その回のテーマについて話し合います。テーマは「自分の弱み強み」「障害特性と配慮」や「診断を受けた時のこと」など自己開示が重要なことが多いです。少し他人には話しづらいテーマもあるのですが、自分の思いを吐き出すことで納得できて気持ちが楽になったり、他の方の想いを聞くことで勉強になることもありました。

今感じていること

少しずつですが、色々な面で成長できているのではないかと感じています。まず、こういった障害があると知れたことが自分にとって大きな学びになりました。原因を知れたことで対策を考える事ができるようになれたからです。また、就労移行に通所する中で、自己理解や、計画を立てる力、報連相のようなビジネスマナーも少しずつ上達してきているように感じています。

自分を知ることや、勉強して自分を成長させていく中で、自分の好きなことや向いていることが見つけられるかもしれないと、思えるようになってきました。いつか、「それ」を見つけることができればと思います。

ぽてぽて

ぽてぽて

働く中でADHDの診断を受けました。現在は就労移行に通っています。
特性や自己理解を進め、自分をより知ることができればと思っています。
いつか、自分に合った何かを見つける事ができればと考えながら日々過ごしています。
あまり趣味はないのですが、現在はなんとなく初めたランニングが楽しくて続けています。

注意欠陥多動性障害(ADHD) 自閉症スペクトラム障害

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