発達障がい〜神からの贈り物〜

高IQ+発達特性の困りごと=ギフテッド ギフテッドについて(『発達障がい~神からの贈り物~』第83回)

発達障害

画像:Photo by Jess Bailey on Unsplash

『発達障がい ~神からの贈り物~』 第83回 <毎月10日連載>

つい先日、オンラインで「ギフテッドの会」という自助会を開催しました。

まだまだ社会への浸透度が低いギフテッドさんたちの悩みなどを少しずつ拾い上げられる機会になればと今後も開催を予定しています

さて、ご存知ない方のためにギフテッドについて簡単にご説明します。高知能(一般にはIQ130以上)の発達障害者または発達特性を持つ人たちのことを指す言葉と認識いただいて概ね問題ないと思われます。

発達障害は能力の凹凸が大きいと言われるが、その差が更に大きかったり、全体的に能力が高い中で極端に低い項目があったり、それぞれに差はあるようですが、それぞれに生き辛さを抱えて生きていることがあるようで、その中でもIQが高い故にハードルが高くなってしまうことが最大の共通点のように思われます。また、周りの人よりも遥かに速く答えが見えてしまったりするとついつい周りを見下してしまったり、と言うところから人間関係構築に支障が出たりなども多くが経験していることだと考えられます。私自身も幼少からの生き辛さがここだったように感じています。

私のこのコラムで暫くはこのテーマを引き続き伝えて行くつもりですが、実は私自身はこのギフテッドという表現が好きではありません。それはサイコパスのように特殊能力の持ち主のようにみられたり、その特殊能力自体は自身の生き辛さの元凶であったり、更にそれを打ち明けると頭の良さをひけらかしていると周りに捉えられたり、そんなことが私の人生にずっとつきまとって・・・。

あと、もう一つの理由として、コラムタイトルにもあるように私にとってのギフテッド、つまり神からの贈り物は発達障害の苦しみそのものだったと考えているというものがあります。苦しみと向き合うことで私自身の人生観が磨かれました。なので軽々しくこのような言葉を使いたくはありません。

どうしても私の心の内を伝えたかったのですが、世間一般に広がりつつある意味でのギフテッドという表現で今後は伝えて行くつもりです。回りくどい表現ですみません。

次回からはギフテッドの困りごとなどについてお伝えして行くつもりです。今後もよろしくお付き合いください。


公式ブログ https://ameblo.jp/suzie-net

Kei(ケイ)スズキ

Kei(ケイ)スズキ

★個人学習塾えるすた講師
★いずみハッタツ友の会代表、高知大学農学部卒
★過去職歴:放送ディレクター、スタジオ・ミュージシャン、カメラマン、道化師、学習塾経営、Webプログラマーなど
★10年の鬱の後に発達障害の診断を受ける。現在はピアカウンセリングサポートにも積極的に関わる。自称『人生を楽しむパイオニア』
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