ストレスマネジメント~働く力をつける

暮らし

出典:Photo by Tim van der Kuip on Unsplash

最近、テレビや新聞でも、良いニュースよりも悪いニュースの方が目立っているような世の中になってきているような気がします。また、私生活においても、家庭での出来事や職場での対人関係などが上手くいかなかったりすることもあると思います。そんなときに人はストレスを感じてしまうものです。

この切っても切れないストレスを少しでも軽減すれば、元気が出てきて、働く力をつけることができるのではないでしょうか。

ストレスとは?

「ストレス」とは、医学・心理学より前に、物理学で用いられていた用語だったようです。ある物体に外力をかけた際に生じる圧力で歪ができます。これを「ストレス」と言います。

これを心理学に当てはめ、心や身体にかかる外からの刺激(人間関係・家庭問題など)によって引き起こされるものを「ストレス」と呼んでいます。

この外からの刺激が原因で生じるストレスには、心理的なもの、身体的なもの、行動的なものがあります。心理的ストレスは、気分の落ち込み、イライラ感、不安感などがあります。身体的ストレスは、頭痛、めまい、不眠、胃痛、動悸などの症状があります。そして、行動的ストレスは、仕事上のミスや食事量、飲酒量、喫煙量の増加などが挙げられます。

気分転換のヒント

では、どのようにすればストレスを減らすことができるのでしょうか。ここでは気分転換のヒントをいくつかご紹介します。

1.声を出す(大声を出す・歌うなど)
映画やドラマ・CMなどで、海岸から夕日に向かって「バカヤロー!」とか「好きだ―!」などと叫んでいるシーンを見たことがあるかと思います。お腹の底から大声を出すことで、横隔膜が大きく動きます。その動きが自律神経に刺激を与え、不安症状の原因である交感神経が、リラックスに必要な副交感神経に切り替わります。

また、アーティストのライブや、野球・サッカーなどのスポーツ観戦も、自然と大声が出ますので、とても良いストレス発散法になるでしょう。

ラグビーワールドカップで日本がトライを決めた際には、皆さん大声が出たのではないでしょうか。そのとき、ストレスがどこかへ行ってしまったような気がしませんでしたか?

2.右脳を働かせる(感性や感覚を司る右脳に刺激を与える)
YouTubeなどで投稿されている動画で「アハ体験」というものがあります。画面に映し出された画像の中の一部分が徐々に変わっていくのですが、非常にゆっくりと変化していくため、なかなか変化を見いだしにくいのです。

ただ、制限時間内に一所懸命探して見つけられたときの達成感や、答え合わせの際に「ここだったのか!」と気付かされたときの気持ちが、右脳にはとても良いとのことです。

3.涙活をする(感動する映画を観るなど)
能動的に涙を流すことで、脳の状態がストレスの交感神経からリラックス状態の副交感神経に変わり、ストレス解消の効果が見られるそうです。感動する映画やドラマを観たりして、感動の涙を流すことが、マイナスの心を修復・浄化してくれます。

4.身体を動かす(ウォーキングなど)
ウォーキングなどで身体を動かすことも効果的です。「幸せホルモン」とも言われているセニトロンが脳内に分泌され、精神が安定し、自律神経をリセットしてくれることで、ストレスが緩和されていきます。

ウォーキングはちょっとハードルが高いなと感じられる方は、ウィンドウショッピングを楽しむことでも、ストレス解消方法となりますので、気軽に外に出てみられてはいかがでしょうか。

5.気持ちを日記や紙に書き出す(書くことで気持ちを整理)
気分が落ち込んだときに、人に愚痴や悩みを聞いてもらうと、寄り添ってもらえたという安心感からスッキリとした気分になると思いますが、自分の気持ちを文字にして書き出すことで、さらに自分自身の現在の心を理解することができます。

また、人に話すことは苦手という方にとっても、書くことは有効だと思います。

日記や紙に書き出すとなると、綺麗な言葉を選んで書かなければとか上手に書かなければなどと考えてしまうかもしれませんが、そういったことは全く考えなくていいのです。思い浮かんだことを素直にそのまま書き出すだけでいいのです。綺麗な言葉に言い換える必要などありません。話し言葉のような文章で構いません。

このように自分の思いを書き出すことで、自分の考えや気持ちの把握や整理がしやすくなり、ストレス解消にもつながると思います。

まとめ

以上のように、気分転換を図ったり、気持ちを把握・整理したりすることで、ストレスを解消していくことができると思います。

自分のストレスからの立ち直り方を知ることは、とても大事です。

立ち直り方を知ることを「コーピング」といいますが、気分転換や嫌なことを忘れる、または原因を見つけて対処することで、ストレスを減らすことができます。

ストレスが減るということは、職場においては仕事が捗り、作業ミスが減ることにつながり、その結果、上司や同僚から信頼を得ることができるでしょう。そして働く力も徐々に付いていくものと考えます。

みなさんも、職場でのストレスをなくして、プラス思考へ変換してみましょう。

・上司によるミスの指摘は、自分のステップアップの材料!
・ミスをしたら落ち込むのではなく、次からどうするかで真価が問われる!
・成長できる人は、ミスをしない人ではなく、ミスから学べる人!

こうして少しずつでも働く力をつけて、素敵な人生を歩んでいこうではありませんか。


参考文献

【こころの耳 ストレス軽減ノウハウ|厚生労働省】
https://www.mhlw.go.jp/index.html

【右脳を発達させる9つの方法|株式会社瞬読】
https://syundoku.jp

【暮らしを快適に変えるヒント。|フマキラー】
https://fumakilla.jp/foryourlife

どんがめライダー

どんがめライダー

33年間に及ぶ東京生活のため東京人化してしまった大阪人。
ただ今、大阪人に戻るため奮闘中。
ヨークシャーテリア3匹とポメラニアン1匹との生活で
我が家での人との割合が4:3

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