介護・福祉・高齢者医療・看護の総合展示会「バリアフリー2016」大阪で開催

 4月21日(木)から23日(土)まで「バリアフリー2016/慢性期医療展2016/看護未来展2016」がインテックス大阪(大阪市住之江区)にて開催されています。来場者数は3日間で10万人を見込んでいます。22回目の開催を迎える今回は、熊本地震が4月14日に発生したこともあり「要援護者の防災コーナー」には多くの関心を寄せています。

  • 「バリアフリー2016」「慢性期医療展2016」「看護未来展2016」の会場であるインテックス大阪

     この催しは西日本最大級の介護・福祉・高齢者医療・看護の総合展示会で、383社・団体が出展しています。「目の見えない方・見えにくい方のための展示コーナー」、「補助犬ふれあい教室」などの企画コーナーやイベントが盛りだくさんで、「ネイル体験コーナー」といった趣味を充実させる企画が人気を集めています。

  • 大阪市援助技術研究室のブースでの研究開発成果報告の様子

     講演会・セミナーはさまざまなテーマで約100セッション開講されています。介護・福祉・医療従事者はもちろん、高齢者・障がい者とその家族も各業界の最新情報を学ぶことができる内容となっています。

  • LLPユニバーサルデザイン企画代表の栂紀久代さん

     4/21に行われたワークショップ「併設避難所のすすめ」ではLLPユニバーサルデザイン企画の栂代表が体育館などの一般避難所に併せて、ニーズに合わせて支援ができる福祉避難室を設置することの重要性を訴えました。栂さんは26歳の時に九死に一生の交通事故に遭って、脳脊髄液減少症に患ってからは電動車いすを使用して生活しています。当事者の立場として、施設や交通機関のユニバーサルデザインを広める活動を進めています。ユニバーサルデザインは災害時にこそ要援護者の安全を確保する役割を果たすと述べられました。栂さんはアインシュタインの「誰かのために生きてこそ人生に価値がある」を引用し、要援護者も含め「命をまもる、みんなで助かる」ことが一番とメッセージを伝え、講演を締めくくりました。

  • 株式会社ミライロさんのブース展示の様子

     4/23(土)には、日本ユニバーサルマナー協会による「ユニバーサルマナー検定(3級)」が行われます。代表理事で株式会社ミライロの代表取締役社長でもある垣内俊哉さんが講師を務めます。

  • 大阪府内障がい者施設商品のバザー会場の様子

     会場では大阪府内の障がい者施設商品のバザーも行われています。熊本地震への災害義援金も募っています。
     「バリアフリー2016/慢性期医療展2016/看護未来展2016」に関するお問い合わせはTEL:06-6944-9913、E-mail:infobf2016@tvoe.co.jpまで。

障害者ドットコムニュース編集部

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