ミドル世代になってからの発達障害診断

発達障害

出典:https://www.photo-ac.com

現在は発達障害の社会的認知が広がり、幼い頃から早期対策を講じることができるようになってきました。ですがずっと障害を見過ごされたまま成人し、年齢を経てから発達障害の診断を受ける人も多く存在します。

発達障害の診断、私の場合

私もその一人で、発達障害の診断を受けたのは40歳を超えてからです。それまでずっとうつ病を患い治療を続けていたのですが、あまりにも症状が改善しないため10年通った病院を変えたところ、そこで初めてADHDとの診断が下り、うつ症状が2次障害であることが判明しました。
その時には大変戸惑いましたが、結局うつ症状がかなり悪化していた事もあり、発達障害の診断が下ったのを機に勤めていた会社を退職することにしました。手帳も取得し、現在は通院しながら就労移行支援事業所に通っています。ちなみに以前はかなりの量の抗うつ薬を投与されていましたが、今は発達障害の薬と、わずかなうつの薬ですんでいます。

ミドル世代での発達障害

大人になってしまってから発達障害の診断をうけて困ったことは、まず、自身の障害の理解と受け入れです。それでなくても新しいことを受け入れるのがしんどくなる年齢だというのに、人生の方向転換、思考や認識の見直しといったことを迫られます。私は障害や社会制度についての知識もほとんどなかったので、今も必死で勉強中です。また家族の理解を得るのも大変です。私の場合「お前のどこが障害者なんだ」とか「今更馬鹿な事を言いだすな」といった反応をされ、現在でも正しく理解してもらえていません。さらに就労を含めた社会との関わり方も変わってしまいます。障害をオープンにするにせよクローズでいくにせよ、今までと同じ自分ではもういられません。私は診断を受けてから、自分と社会との関わりがこれまでと全く異質なものにごっそりと入れ替わってしまったような感覚を覚えました。年齢が高いと就労についても思うようにはいかないでしょう。

悪いことばかりではない

ですがわたしはこれらの事をすべて悪いこととは感じていません。新しい知識や認識を得る事は、飽きっぽい私にとって楽しいことでもあります。家族の障害への無理解は悲しいですが、とりあえず今まで通りには接してもらえており感謝しています。また社会との関わりの変化も、人生が一旦リフレッシュされたようで色々な事が興味深く、今は毎日がとても新鮮に感じられています。狭い選択肢から思いもしなかった世界が広がる事もあるでしょう。

四十路での人生リスタートは正直とても大変で、私もいつも不安を感じています。ですが以前はただ落ち込むだけだった状態が「対処法を考える」事を学んだことで、「なんとかしてやろう」と前向きに考えられるようになりました。

nekotamaki

nekotamaki

20代から鬱病を経験し、アラフォーになってからつい半年前にADHDと診断される。不注意、衝動性の特性があり、時間やタスクの管理が苦手。これまでにDTP職、事務職を経て、現在人生リスタート中。共に暮らす2羽のインコと趣味の手芸に癒されて日々を送っている。

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