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うつ病とマラソン①

うつ病とマラソン①

unsplash-logoTomasz Woźniak

うつ状態から脱したい、でも何をすればいいのか、やりたいことが見つからない…そんな時はマラソンをおすすめします。動くことすらしんどいのにマラソンをやれなんて何を言っているんだ。そんな声も聞こえてきそうですが、わたしはマラソンがあったからこそ、前に進むことができた、と実感しています。ちなみに、学生時代はマラソンが大嫌いでした。体育の日は雨が降って中止になればいいのに、なんて野暮なことをよく考えていました。そんなわたしがなぜマラソンを始めたのか?その経緯と効果について、前半・後半の2回に分けてお話ししたいと思います。

マラソンを始めたきっかけ

母が趣味で10年ほどマラソンを続けており、フルマラソンにも出場している姿を見て、ずっとかっこいいなと思っていました。学生時代は大嫌いだったマラソンも、大人になるにつれて母の姿を追うようになり、わたしもいつかハーフマラソンぐらいは出てみたい、そんな感情を抱くようになりました。しかし、仕事をしていた時はもちろん練習時間もなく、ただの憧れで終わっていました。その後に、過労で体調を崩すことになり、うつ病と診断され、途方に暮れる日々を送っていたころ、本などで「運動がうつ病に効く」という一文をよく目にしていたのです。当時は、治るためならどんなことでもするという思考だったため、半信半疑ながらもウォーキングを始めてみることにしました。

ウォーキングから始めてみる

まず体力が格段に落ちていたため、とりあえず10分だけ歩こう、そう思っていたのですが、なんと5分で息切れしてしまうほど、体力が落ちていました。登山が好きだったわたしにとって、それはとてもショックな現実でした。まるで、自分の体と心が別の生き物のようで、全くコントロールが効かないのです。ここまでひどくなっているなんて…やり場のない思いに、涙がとめどなく零れました。それでも、いろいろと試してきて、いちばん続けられるものは、もうウォーキングしかないかもしれないと思い、すがる思いで運動を続けてみました。

3歩進んで2歩下がる

それから毎日、5分から10分、15分と少しずつ時間を伸ばしながらウォーキングを始めました。確かに最初は息が上がってしまうこともありましたが、歩ける時間と距離が伸びてきていたので、少なからず体力と自信がついていました。このままいけば、もしかしたら走れるかも。そう思った矢先、ここでわたしの短期間で結果を出そう、という性格が邪魔をしました。

2~4kmほど歩けるようになってきたわたしは、やった!できた!という喜びから、毎日5kmほどを1週間連続で歩き続け、多少しんどくても、一度決めたことだからと意地を張って歩いていました。しかし、それがよくなかったのです。しっかり休息の日を取らなかったため、日に日に体力が消耗し、また少し歩いたら息切れ、という状態にリセットしてしまいました。せっかく続けられるものを見つけたのに、またうまくいかなかった。もうだめかもしれない、と半ば諦めていたとき。母から2日に1回に変えて、行きたいときに行けばいいんじゃない?とのアドバイスをもらいました。母はわたしとは真逆で、羨ましいほどの楽天家なのです。わたしは少し休んでからもう一度やってみよう、それでだめだったら、また別の方法を考えよう、そう決めました。

リスタート

わたしはウォーキングを再開するにあたり、自分自身の約束事を作りました。それは、以下の3つです。

①2日に1回、隔日を目安にして歩くこと。
②身体が疲れているときは無理をせず休む。
③必ず5km歩こうと決めつけない。

わたしは失敗を経験して、この項目を守りながらウォーキングを続けました。すると、徐々に体力がつき、疲れにくい体に生まれ変わってきました。無理をしない、と決めたことが自分の気を楽にしたのかもしれません。歩いていると不思議と気分も向上し、ウォーキングには効果があると実感し始め、いつしか歩くことが日々の楽しみとなっていました。

ここまでは、ランニングに至るまでの経緯を紹介しました。次回は、マラソン大会への出場と、そこから得たものについてお話しします。

▶︎続きのページ:うつ病とマラソン②

ライタープロフィール
まんた
まんた

病名:うつ病
年齢:20代女性
趣味:ヨガ、歌う、ウォーキング
現在は就労移行支援事業所で就職活動中。

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