別の視点で考えるチカラを、個室ビデオ店がチェックします

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Photo by Jason Dent on Unsplash

ASD持ちは「他人の立場や目線を想像してものを考えられない」とよく言われます。それでニヤニヤしながら「サリーとアン問題」を吹っ掛けて、知識としては知っていたので正答されて恥をかいた経験を持つ人は居そうですね。居ませんか。

それはそれとして、他人の立場や目線でものを考えられるかの試金石となるものが世の中に存在します。それは「個室ビデオ店」です。皆様は、個室ビデオ店が何のために存在するか答えられますか?実際に利用したことがなくても、聞き手を納得させられる回答ができますか?

個室ビデオ店の需要を“想像で”答えないといけない層は、以下の属性が考えられます。

女性
そもそも個室ビデオ店のメインターゲットは、家庭でアダルトコンテンツを楽しめない妻子持ちの男性です。そのためか、女性の入店を禁止にしている店舗も少なくはありません。女性も入れる店舗やカップルシート持ちの店舗もあるようですが、基本的に女性はターゲットとしていないようです。

独身
独身であれば家庭内のどこでもアダルトコンテンツを楽しむことができます。そうなると、わざわざ個室ビデオ店まで足を運ぶ必要性も薄いわけです。人によっては「違った環境で…」ということもあるかもしれませんが、それは少数派でしょう。

遠出の習慣がない
旅行や出張などで遠出をし、どこかしらで宿泊せねばならないとき、簡易宿泊施設として個室ビデオ店が使われることもあります。趣味や仕事によって遠出の習慣には差があり、宿泊の経験が少ないと個室ビデオ店の利用もまた少なくなるでしょう。ただ、ちゃんとした宿泊先を予約するため簡易すぎる場所は使わないということもあります。これこそ偏見なのですが、2008年の放火事件で防災へのイメージが悪くなっており、一夜を明かす場所として選ばれることはそうそうないのではと考えています。

地方民
個室ビデオ店は都市部に集中する傾向があり、地方で見かけることは少ないです。地元では見たことがないという人も結構居るのではないでしょうか。見たことがないものの必要性を説明するには多少の知識をつけねばなりませんし、エアプが個室ビデオ店の社会的役割を説明したところで説得力は出ません。なお、都市部でも徐々に数を減らしているらしいです。

自分の部屋
妻子など家族と同居していても、書斎など完全に自分一人で居られる空間があれば、家庭でアダルトコンテンツを楽しむ余地はあります。そうでなければ個室ビデオ店を頼ることになるでしょうね。地方民かつ自分の部屋がないとなれば幾らかの“力業”が必要になるかもしれませんが、子どもに見られるのだけは何が何でも避けたいところです。難しいでしょうが、該当する方は頑張ってください。

よしんば個室ビデオ店の役割を理解していたとしても、知識として知っているだけで、結局他人の立場でものを考えるのは苦手なままということもあるでしょう。ですが、いくら説明しても思想信条などの理由で納得しないよりはマシだと思いませんか。

遥けき博愛の郷

遥けき博愛の郷

大学4年の時に就活うつとなり、紆余曲折を経て自閉症スペクトラムと診断される。書く話題のきっかけは大体Twitterというぐらいのツイ廃。最近の悩みはデレステのLv26譜面から詰まっていること。

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