精神障害者保健福祉手帳でJALに搭乗して感じた割引のメリットとアクセシビリティの課題

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UnsplashRoss Parmlyが撮影した写真

精神障害者保健福祉手帳を使って、伊丹空港から福岡空港へJALの便で往復した体験を紹介します。障害者割引を利用することで、正規運賃の20%程度割引が適用され、往復で数千円の節約ができました。Web予約でも割引が適用されますが、チェックインの際には一般のチェックイン機は使えず、事前に情報登録が必要な場合があると感じました。

伊丹空港では、アクセシブルカウンター(具体的なカウンター名は忘れましたが)でチェックイン手続きをしました。一緒に同行した介助者分もここで手続きする必要がありました。私は歩行や機器操作に特に困難はありませんが、手続き上は必ずこのカウンターで行わなければならない点が、精神障害者にとってアクセシブルとは言い難いと感じました。手続きの流れや案内が一般利用者と大きく異なり、むしろ手間が増えた印象です。

料金が安くなるのはとてもありがたいですが、それは他の障害を持つ方と同じ条件で割引を受けられるだけ。それ以外に、精神障害者向けの特別な配慮やサポートがされているとは感じられず、手続き上は一般料金利用時よりも面倒だと感じました。障害者割引のメリットはありますが、精神障害者にとってのアクセシビリティはまだまだ課題があると実感しました。

参考にしたHPのリンク先
JAL公式サイト(障害者割引情報):https://www.jal.com/ja/csr/customer/201105_01/
JAL旅情報(お手伝いを希望されるお客さまへのご案内):https://www.jal.co.jp/jp/ja/jalpri/deals/info.html
伊丹空港公式サイト(アクセシブルサービス):https://www.osaka-airport.co.jp/accessibility/
障害者割引情報(ANA・JALなど):https://houdei-odekake.com/hikouki_syougaiwari/

あいこでしょ

あいこでしょ

うつ病を繰りかえし、休職と退職を何度も経験。
背景にADHDの傾向があることが判明。
双極性障害の疑いもあり。
最近は睡眠時無呼吸症候群の診断も受ける。

製薬会社、旅行会社、IT企業での勤務を経験

趣味は旅行、音楽、映画等、好奇心は旺盛

現在は自分に合った働き方を模索しながら活動中

西梅田こころとからだのクリニック元患者、リワーク利用者

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