偉大なOBOG、負のOBOG
暮らしPhoto by Caleb Woods on Unsplash
小中高大通してみると、誰しも夥しい数のOBOGが存在することになります。自分と同じ出身校がかつて著名人や成功者を輩出していれば、それだけで「栄光欲」の材料となり、精神安定剤としては他人をこき下ろすより断然マシでしょう。
また、出身校のOBOGが何かしらの場面で「コネ」として活きる場合もありますし、その恩恵に与れるのは難関大や有名大に限った話でもありません。私の場合は、今のクリニックに通うきっかけが同じ学校のOBが働いているからで、そのクリニックでIQや発達障害の検査を受けたことで今の生活に繋がる重要なターニングポイントとなりましたね。
さて、人それぞれ沢山存在するOBOGの全てが模範的な善き人物とは限りません。中には、参考するにしても反面教師にしかならないようなダメOBやダメOGも存在します。例えば、陰謀論や疑似科学や極端な思想に傾倒している輩などです。これまた個人的なケースなのですが、講演に来たOBがゲーム脳を本気で信じて熱く語るような人間で、思わず感想欄に「ゲーム脳などを信じるような母校の恥を呼ばないでください」と書いてしまいました。
その程度ならまだ可愛いもので、中には重大犯罪や悪法の制定などとても他人様に誇れない所業をしでかしたOBOGも居るでしょう。その学校のアンチが嬉々として取り上げるであろう究極のダメOBダメOGです。
小中高大どの段階かは明かしませんが、出身校のとある一人のOBOG(性別も伏せたいのでそう表記します)が実はとんでもない事に関わっていたと後になって知りました。その卒業生は政治家で、一番の成功者として紹介されていたのですが、最近になってある事実を発見してしまったのです。その卒業生が関わったとんでもない悪事とは、“旧優生保護法の立法”でした。
図らずも稀代のトンデモ卒業生を抱える母校は、今でもその卒業生を誇りや成功者として在校生に紹介し続けているのでしょうか。気にはなりますが、それを確かめる術はありません。
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