YYSystem活用プロジェクト「世界に字幕を添える展 in 東京」12月7日まで実施中
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11月26日、東京2025デフリンピックが、音のない熱狂ときらめく拍手に包まれて幕を閉じました。この東京2025デフリンピックの期間に合わせ、12月7日まで株式会社アイシンが提供する音声認識アプリ「YYSystem」を活用したプロジェクト『世界に字幕を添える展 in 東京』が実施されています。本イベントは、世界に20億人以上いると言われる「聞こえ」の課題を持つ人々に向けて、”当たり前に会話できる社会”の実現を目指す取り組みです。
今回の大きな特徴は、東京の街全体を舞台に、あらゆる場所へ「字幕」を広げていく点です。デフリンピックでは選手村を含む全会場にYYSystemが正式採用されることもあり、社会全体で聴覚・言語コミュニケーションへの関心が高まる絶好のタイミング。そこでアイシンは、日常生活の中で「字幕」がどう役立つのかを、楽しみながら体験できるイベントを多数展開します。
スタンプラリーやかくれんぼ企画を実施

目玉となるのが、新アプリ「YYMaps」。これは、YYSystemが設置されている“わいわいスポット”を地図上で可視化するアプリで、交通機関・美容院・雑貨店・サウナ・ホテルなど、多様な場所で利用できます。期間中は100か所以上に設置され、スタンプラリーに参加してスタンプを3つ集めるとQUO Payが当たるキャンペーンも12月7日(日)まで実施されます。また、設置希望や改善アイデアを投稿できる「わいわいリクエスト」機能も備え、ユーザー参加型のイベントとして楽しめます。
加えて、去る11月22日(土)には都立明治公園で「わいわいフレンズを探せ!」も開催されました。吉田まりさん、難聴うさぎさん、Land Heyさんといったインフルエンサーが“わいわいフレンズ”として登場し、参加者は地図を頼りに彼らを探し出し、条件を達成すると限定グッズを獲得できたイベントです。聞こえ方や言語が異なる人同士が自然に交流できる、象徴的な企画でした。
さらに、YYSystemを使った実体験や、「こんなふうに字幕を添えたい」というアイデアを募集する「世界に字幕を添えるコンテスト」も開催されます。優秀作は12月7日のフィナーレイベントで発表され、字幕が当たり前に存在する社会を共に広げていくきっかけになることが期待されています。
YYSystemシリーズとは

YYSystem自体は、音声を高精度に文字化し、環境音を可視化するアプリシリーズで、31言語のリアルタイム翻訳にも対応。会話の文字起こしや会議向け機能、ライブや球場で使える字幕カメラ、パソコン用のデスクトップ字幕、サイレン検知アプリなど、多彩なラインナップを持ち、多言語・多場面のコミュニケーションを支援します。
現在、「世界に字幕を添えるコンテスト」の応募を12月3日(水)まで受け付けています。字幕に関する好事例や、こう字幕を添えたいというアイデアや要望を幅広く募集しており、“字幕が当たり前にある社会”を共に広げていくことを目指します。
『世界に字幕を添える展 in 東京』は、まさに「街じゅうが字幕でつながる」未来の縮図。聴覚障害の有無や言語の違いを超えて、誰もが安心してコミュニケーションできる社会を体験できるイベントです。公式サイトやアプリ「YYMaps」を活用しながら、日常の中に字幕を添える新しい発見を楽しんでみてはいかがでしょうか。


